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ゆうちょPayの使い方と登録方法 メリットと加盟店は?

ゆうちょ銀行のスマートフォン用QRコード決済サービス「ゆうちょPay」に登録する方法です(2019年9月時点)。

スマホのアプリでゆうちょPayに登録する方法

2019年5月、ゆうちょ銀行(旧・郵便貯金)のスマートフォン用QRコード決済サービス「ゆうちょPay」が開始しました。

この「ゆうちょPay」、店で支払った瞬間にゆうちょ銀行口座から代金が引き落とされるというメリットがあります。口座振替やデビットカードと同様ですね。

しかしポイント還元は一切ないので、はっきり言ってあまりメリットはないかな、とも思います。

それはともかく、今回はゆうちょPayアプリへの登録方法と店での使い方について説明していきます。

ゆうちょ銀行口座が必須。ゆうちょダイレクトは不要!

当たり前ですが、ゆうちょPayはゆうちょ銀行口座から口座振替でお金を引き落とすサービスですから、ゆうちょ銀行口座を開設しておく必要があります。

なお、口座名義人と記号番号、キャッシュカードの暗証番号が必要ですから、お手元にキャッシュカードを用意してから、ゆうちょPayの登録を行ってください。

ただし、ゆうちょダイレクトには登録していなくても、ゆうちょPayの利用が可能です。

ゆうちょPayアプリのダウンロードと起動

まず、AndroidスマートフォンならGoogle Play、iPhoneならApp Storeにアクセスし、ゆうちょPayアプリをダウンロードします。

ゆうちょPayには2種類のアプリがありますが、【お店専用】と書かれているアプリではありませんのでご注意ください。

ゆうちょPay

アプリを開くと、「位置情報の利用を許可しますか」「通知を送信します」(iPhoneの場合)などのメッセージが表示されます。選択肢はどれを選んでも構いません。

次の画面で「ご利用を始める」ボタンをタップすると、ログインIDとパスワードを入力する画面になります。

ゆうちょPay ログイン画面

ゆうちょPayのログインID・パスワードは、ゆうちょダイレクトなどゆうちょ銀行の他サービスとは別です。ゆうちょPayを初めて使う場合は「アカウント登録」を選択します。

なお、ゆうちょPayのログインID・パスワードに使用できる文字は以下の通りです(ゆうちょ銀行ウェブサイトを参照。最長文字数は不明)。

ログインID、パスワードに加えて、数字6桁の「取引暗証番号」も決めておきましょう。

  • ID: 英数6桁以上
  • パスワード: 英数8桁以上。アルファベットと数字の両方を使う必要あり
  • 取引暗証番号: 数字のみ6桁

「アカウント登録」ボタンを押すと、メールアドレスとログインIDを入力する画面になります。

使用すべきメールアドレスについての記載はありませんが、ゆうちょダイレクトに登録したメールアドレスと同一にするのが無難です。

確認コードを送信すると、入力したメールアドレスに6桁の数字が届きますので、ゆうちょPayアプリの画面に入力します。

確認コードを入力できたら、以下の情報を入力する画面になります。なお、名前のカナと生年月日はゆうちょ銀行口座の個人情報と一致させなければいけません。

  • 名前(カナ)
  • 生年月日
  • 性別
  • 電話番号
  • 職業
  • ゆうちょ口座の利用目的
  • 案内を受けた郵便局・ゆうちょ銀行(入力する必要なし)
  • 希望するログインパスワード
  • 希望する数字6桁の取引暗証番号

上記を入力したら、「利用規約」「プライバシーポリシー」を読んでチェックを入れ、「口座設定へ進む」をタップします。

口座情報設定

次に、「口座情報設定」の画面が表示されますので、下の方にある「口座設定に進む」ボタンをタップします。

ゆうちょPay ネット口座振替受付サービス画面

「ネット口座振替受付」画面では、「金融機関の種類」の欄から「ゆうちょ銀行」を選び(というかゆうちょ銀行しかないのですが……)、「ゆうちょ銀行(即時振替受付)※」という文字をタップします。

ゆうちょPay 金融機関名・口座名義人名

金融機関名と口座名義人名が表示されました。「金融機関へ」ボタンをタップしてください。

次の画面では、まず「同意事項」ボタンを押して利用規定をよく読んでから、「同意する」ボタンをタップします。すると……。

ゆうちょPay お客様の口座情報入力画面

「お客様の口座情報」を入力する画面になりますので、ゆうちょ銀行の通帳またはキャッシュカードを見て、口座番号を入力してください。

ゆうちょ銀行の口座番号はちょっと特殊で、最初の5桁を「記号」、最後の2桁〜8桁を「番号」と呼びます。

この画面でも、まず記号を入力し、次の画面で番号を入力してください。なお、「番号」の最後の1は入力しません。

番号を入力できたら、口座名義人名と生年月日が正しいことを確認してから、「進む」ボタンをタップします。

ゆうちょPay ゆうちょ銀行口座 本人確認

入力した口座の記号・番号、口座名義人名と生年月日が改めて表示されました。「進む」をタップしましょう。

ゆうちょPay ゆうちょ銀行暗証番号入力画面

ゆうちょ銀行キャッシュカードの暗証番号を入力し、「進む」をタップします。

ゆうちょPay ゆうちょ銀行口座情報確認画面

再度、入力した口座情報が表示されます。確認してから「口座振替申込」をタップします。

ゆうちょPay 口座情報設定完了

口座情報の設定が無事に完了しました。画面上部の×を押して、ゆうちょPayアプリに戻ります。

ゆうちょPay 登録完了画面

ゆうちょPayへの登録が完了しました。加盟店でアプリを立ち上げてQRコードを表示することで、ゆうちょ銀行口座から代金を支払えます。

なお、スマートフォンが指紋認証(Touch ID)・顔認証(Face ID)に対応している場合、この直後に先ほど決めた6桁の取引暗証番号を入力することで、次回から指紋認証・顔認証でゆうちょPayを使えるようになります。

ゆうちょPayを使える加盟店は?

では、ゆうちょPayを使える店(加盟店)で実際に使ってみましょう。

……と言いたいのですが、私の場合は近所に加盟店がなかったので、まだ使えていません。

ゆうちょPayの加盟店としては、家電量販店、牛丼店、一部のドラッグストアがあります。

ゆうちょPayの加盟店一覧は、以下の公式ページに記載されています。

ゆうちょPayが使えるお店-ゆうちょ銀行

上記のページから、ゆうちょPayを使えるお店のリストを転載します。

ゆうちょPayを使えるお店(2019年9月29日)
業態加盟店名称
コンビニエンスストアミニストップ
東海キヨスク
ドラッグストアドラッグ・イン キムラヤ
ウェルシア
ハックドラッグ
ウェルシア ダックス
ハッピードラッグ
ビビオン
マルエドラッグ
コスメティック カラースタジオ
金光薬品
V・ドラッグ
スギヤマ
スイーツサーティワン アイスクリーム
家電ヤマダ電機
マツヤデンキ
ツクモ
ベスト電器
エディオン
100満ボルト
ケーズデンキ
ジョーシン
ファストフード松屋
とんかつ 松のや
ウェンディーズ
ファーストキッチン
生活雑貨東急ハンズ
時計・メガネ一風騎士
アミューズメント・カラオケジャンカラ
その他小売芝田タオル
駿河屋
その他サービス東急スノーリゾート

こうして見てみると、ゆうちょPayの加盟店は決して少なくはありません。

ただ、「コンビニはミニストップのみ」「ジャンカラはあるのに歌広場がない」など、「肝心なお店で使えない」気がします。

繰り返しますが、私はゆうちょPayを使えるお店が近所にありませんので、QRコード決済はまだできていません。

いかがでしたか? 調べましたがよくわかりません状態になってしまいました!

ゆうちょPayは加盟店を増やせ! ポイントも還元しろ!

はっきり言って、「ゆうちょ銀行口座から即時決済できるQRコードサービス」としては「Origami Pay」があるので、存在意義がよくわかりません。

Origami Payも加盟店の数はゆうちょPayと大して変わりませんが(実際に数を調べたわけではなく、体感として)、クーポンが多いというメリットがあります。

本当に、現時点ではゆうちょPayのメリットが少ないと言わざるを得ません。

ゆうちょPayは、横浜銀行などの地方銀行やりそなグループが加盟する「銀行Pay」と提携しており(そのまんまの名前ですね)、ゆうちょPayと銀行Payの加盟店は共通です。

ゆうちょPayの利用者を増やしたいなら、もう少し使える店を多くして、ポイントやクーポンも配布する……といった施策が必要でしょう。

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