格安SIM申し込み前に確認すべき6つの注意点
格安SIMを申し込む前にこれをチェック!
当ブログでは格安SIMをおすすめしていますが、「具体的な乗り換え方法がよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで、格安SIMに乗り換える前のチェックポイントを挙げていきます。
- 「2年縛り」の違約金は発生しないか確認が必要
- 同じ電話番号を使う場合、MNP手続きが必要(税抜2,000〜3,000円の手数料がかかる)
- メールアドレスは絶対に変わる
- LINEやその他アプリの機種変更手続き
- 古いスマホをどう処分するか考える
- クレジットカードはあるか
具体的にどういうことなのか、順番に見ていきましょう。
現在の携帯電話会社で「2年縛り」の違約金が発生しないか?
docomo・au・SoftBankといった大手携帯電話会社を契約している方は、「2年契約」をしていることがほとんどです。
どういうことかと言うと、「料金を安くするかわりに、2年間は必ず契約し続けてください」というものですね。この期間が過ぎる前に解約すると、約1万円の違約金が発生します。ですから別名「2年縛り」です。
どうやって「2年縛り」の違約金がかからないかを確認するかですが、まずはお使いの携帯電話会社の「マイページ」にログインしてください。
ドコモの場合は、画面中ほどの「契約内容確認などオンライン手続き」という箇所を選択します。
次に「ご契約内容の確認・変更」を選びます。
会社・プランによって異なりますが(この例では「ファミ割MAX50/ひとりでも割50」です)、このように「契約満了月」または「更新月」が記載されています。
ただし、違約金がかからない時期が「契約満了月・更新月」の当月か、それとも翌月かは会社・プランによって異なります。お手数ですが、ご契約内容を詳しく確認してください。
どうしてもわからない場合は、携帯電話会社のお店かサポートの電話に「違約金がかからずに解約できるのはいつですか?」と問い合わせてください。
また、携帯電話・スマートフォンの分割払いが残っている場合は解約時に全て支払わなければならず、割引の残額も無効になりますから注意しましょう。
電話番号とメールアドレス
格安SIMでは、今までと同じ電話番号を使い続けられますが、メールアドレスは絶対に変わります。
同じ電話番号を使い続ける場合はMNP手続きが必要
現在の携帯電話番号をUQ mobileの格安SIM・iPhone SEセットで使い続けるには、「MNP」(Mobile Number Portability)という手続きが必要です。日本語に訳すと「携帯電話番号持ち運び制」ですね。
MNPをするためには、2年縛りの確認と同じく、現在の携帯電話会社のマイページにログインし、「携帯電話番号ポータビリティ予約」(表現は会社により異なります)のページで予約番号を発行する必要があります。docomoの場合はこのようになっています。
MNP手数料は、docomoが2,160円、auとSoftBankが3,240円(いずれも税込み)となっています。
マイページでMNP予約番号を発行する方法がわからない場合は、カタログや請求書に記載されているコールセンターの番号に電話してください。
発行したMNP予約番号は、格安SIMの申し込みページで入力します。新規契約・MNP手続きが完了すると同時に今までの携帯電話会社が解約になるため、現在の携帯電話会社に別途解約を申し込む必要はありません。
メールアドレスは絶対に変わる
残念ながらメールアドレスはどうやっても変わってしまいます。これは、ドメイン(インターネット上の住所)が会社ごとに決まっており、その会社のサービスを解約すると利用できなくなるためです。
iPhoneを使いはじめると、「iCloud」のメールアドレスを無料でもらえますし、Googleの「Gmail」なら誰でも無料で利用できます。
また、mineo(マイネオ)ならば無料で、UQ mobileでは月額216円(税込)で携帯電話会社のメールに相当するメールアドレスを提供しています。
いずれにせよ、「メールアドレスが新しくなった」という連絡は、一人ひとりに直接伝えるしかありません。
なぜならば、現在は多くの人が「迷惑メールフィルタリング」を利用しており、登録済のメールアドレス以外からのメールは拒否してしまうからです。
つまり、あなたのお友達のメールアドレスは「名簿に載っている人だけが入れる会員制クラブ」のようなものです。
メールアドレスが変わるのは、名簿に載っていない新しい名前になるようなものですから、新しいメールアドレスで「メールアドレスが変わりました!」と連絡しても門前払いされます。
このあたりは「安いけれど不便」な格安SIMの限界ですから、LINEで伝える、会って直接教える、ハガキを送る……など、新しいメールアドレスを伝える方法を考えてください。
格安SIMと新しいスマートフォンをセット購入する場合の手続き
現在は、格安SIMだけを購入して手持ちのスマートフォンに入れ替える方法に加えて、「格安SIMとスマートフォンのセット販売」も増えてきています。UQ mobileのiPhone SEが代表的ですね。
格安SIM・スマートフォンのセットを購入して機種変更する場合は、以下の手続きも必要になります。
LINEなどアプリの機種変更手続き
今まで使っていたiPhone・スマートフォンに格安SIMを入れ替えて使う場合は、アプリの機種変更手続きは必要ありません。
格安SIMとスマートフォンをセット購入する場合でも、今までと同じ種類のスマートフォンならば(iPhoneからiPhone、AndroidからAndroid)、有料アプリも含めて無料で再度ダウンロードすることができます。
ただ、今までとは違う種類のスマートフォンに変更するならば、残念ながら有料アプリは購入し直さなければなりませんし、中には「Androidにはあるが、iPhoneにはない」というものもあります。
こればかりは、格安SIMかどうかは関係なく、iPhoneとAndroidという機種の違いによるものですから、解決策はありません。
また、「LINEは機種変更前のスマートフォンでも手続きしなければならない」ので要注意です。
具体的には、「古いスマートフォンで手続きし、24時間以内に新しいスマートフォンでログインする」という手順になります。
ですから、古いスマートフォンはLINEの機種変更が終わるまで処分せず、Wi-Fi(無線LAN)でインターネットに接続できる状態にしておいてください。
当ブログでもLINEを機種変更する方法を解説しています。
こちらは「AndroidからiPhoneにLINEを機種変更する方法」ですが、「iPhoneからiPhone」も同じ手順です。
古いスマートフォンをどう処分する?
前述のようにLINEは古いスマートフォンがなければ機種変更できないため、新しいスマートフォンで機種変更手続きが終わるまで処分しないでください。
では、古いスマートフォンが不要になったらどうするか? ですが、ヤフオクやメリカリ、ラクマなどで売ることがおすすめです。
当たり前ですが、プライバシーに関するデータは売却前に消去してください。
「いくらで売ればいいかわからないし、写真を撮ったり説明文を書いたりするのが面倒……」という方は、「ハードオフ」のような中古スマートフォン買取店に依頼しましょう。
近くに中古スマホ買い取りをする店がない方は、こちらのネット買取の利用をおすすめします(「iPhone買取専門店」と書かれていますが、Androidも対象です)。
「iPhone買取専門店だから出来る」驚異の買取価格10秒以内の簡単買取査定。
また、2015年5月以降に発売されたスマートフォン(同年4月発売のau版Galaxy S6 edgeも含みます)をお使いなら、UQ mobileに申し込む前に「SIMロック解除」という手続きを行っておくことをおすすめします。
SIMロック解除したスマートフォン、特にiPhoneは多くの格安SIMで使えるようになるため、買取価格が高くなることが多いのです。
お持ちのスマートフォンがいつ発売されたかは、「機種名 発売日」で検索すればわかります。
SIMロック解除手続きは、携帯電話会社のマイページから行えます。手数料が必要ですが、docomo・au・SoftBankショップの店頭でも、店員によるSIMロック解除が可能です。
ほとんどの格安SIMは契約にクレジットカードが必要
一部を除き、格安SIMの利用料はクレジットカードで支払う必要があります。
口座振替でも良いのに……と私も思いますが、クレジットカード契約なら料金未払いのおそれが少ないですし、決済コストもかからないのでしょうね。
まだクレジットカードをお持ちではない方には、年会費無料で「学生・主婦でも申し込める」という評判の「楽天カード」をおすすめします。
「どうしても口座振替したい!」という方には、UQ mobileがおすすめです。2017年9月7日から口座振替が可能になりました。
UQ mobileならば「iPhone SEと格安SIMのセット」を購入することもできますし、通信速度が非常に速いため、平日の昼休みでもハイビジョン動画を再生できます。
UQ mobileのiPhone SE・格安SIMセットがなぜおすすめなのかは、以下のページで解説していますので、ぜひご覧ください。