ドラマ「同期のサクラ」第1話あらすじネタバレ見逃し動画
2019年10月9日に日本テレビで放送開始された水曜ドラマ「同期のサクラ」第1話のあらすじと見逃し動画の情報です。
はっきり言って、ちょっと冗長かなーと思いましたが……。
(このページの情報は2019年10月12日時点のものです)
ドラマ「同期のサクラ」はどんな話?
2019年4月1日、新元号「令和」が発表されたその日の朝。
主人公・北野桜(高畑充希)は、「重い脳挫傷」を発症し、自宅マンションの部屋で倒れていました。
夕方、意識不明の桜の病室に集まる、月村百合(橋本愛)たち花村建設2009年同期入社の4人。
百合は「私達は、あなたがいない世界なんかに、生きてたくない」と思います。
そして、10年前、2009年4月に入社した頃のことを思い返しました……。
「まっすぐ」な主人公・北野桜
2009年4月、主人公の北野桜は、大手ゼネコンの花村建設に入社しました。
朝から隣の部屋のカップルの「騒音」を注意し、歩道に広がる若者たちに対しても「すみませんが、通行の邪魔になっているので、横に広がらないでもらえると助かります」と苦言を呈する桜。
桜は「まっすぐ」で、筋を曲げることを知りません。真面目でいつも無表情な姿は、まるでロボットのよう……。
そんな桜、建設会社に入社するだけあって、東京の興味深い建物をデジタルカメラで撮影しまくります。そして入社式当日に遅刻。
さらには、入社式で社長が「新入社員の方々も、遠慮せずに話しかけて頂いて、今日の感想などを聞かせて欲しいと思うわけでございます」と述べると、本当に「今感想を言ってもいいでしょうか」と発言してしまいます。曰く……。
- 全体的に話が長いと思いました。大変いいことをおっしゃっているのに、それが伝わりにくいとも思いました。
- 3大プロジェクトのベイサイドヒルホテルの客室数は、670とおっしゃいましたが、760の間違いではないかと思いました。
- 「間髪(かんぱつ)を入れず」とおっしゃいましたが、正確には「かんはつを入れず」ではないかと思いました。
……とのことです。
気まずくなる一同、「何やってくれてんのよもう」と呆れる、新人担当の火野すみれ(相武紗季)。
そこへ人事部長の黒川森雄(椎名桔平)が「まさに社長の狙い通りだ。社長は皆さんがちゃんと聞いているか試すためにわざと話を長くして、言い間違えもしたんだよ」とフォローを入れます。
この黒川、何らかの理由があって桜を入社させたようですが……第1話では理由が明らかになりません。
無事に入社式が進み、新入社員たちには「5人1組の班になり、日本の未来に残したい建造物の模型を作る」という新人研修が課されます。
最優秀作品には社長賞が送られるとのこと!
そして桜は、これから10年にわたって付き合うことになる、同期入社の4人と出会いました。
「同期の桜」となる5人
新人研修ではなんと、桜がリーダーに選ばれました。しかし桜自身も、なぜ自分がリーダーなのかわかりません。
桜と同じ班になったのはこの5人です。
- 北野桜(高畑充希)…主人公。土木部志望
- 月村百合(橋本愛)…広報部志望
- 木島葵(新田真剣佑)…都市開発部志望。社長を目指す!
- 清水菊夫(竜星涼)…営業部志望。大学では応援団に所属していた。パシリ?
- 土井蓮太郎(岡山天音)…設計部志望。ちょっと地味
ここまで桜の奇行を見てきましたから、当然4人は身構えます。
しかし、桜の誘いにより、高齢女性(柳谷ユカ)が営むアンティーク調の飲食店で食事しながら話し合うことになりました。
この店で撮った5人の写真は、10年後に倒れた桜の病室にも飾られることになります。
そして桜の提案により、「新人研修では、桜の故郷の島にかかる橋の模型を作る」ことに決まりました。
桜の故郷の島とは?
この後のストーリーで明らかになりますが、桜が生まれ育ったのは、新潟県にある離島・美咲島(架空)です。
桜は東京で一人暮らしを始めてからも、育ててくれた祖父・北野柊作(津嘉山正種)にファクシミリを送っています。
実は、桜の両親は嵐の日に船が沈んで亡くなっており、そのために桜は「故郷の島に橋をかける」ことを目標としているのです。
祖父が送ってくれるファックスは、桜の行動にも影響を及ぼすこととなります。
ドラマ「同期のサクラ」第1話あらすじ・ネタバレ!
「美咲島にかける橋の模型」を新人研修の提出作品とすることが決まり、桜が設計部志望の蓮太郎にイメージを伝えてパースを描いてもらうことになります。
桜は「アーチと道路のバランスがちょっと」「色が……」など、いちいち細かい注文をつけて蓮太郎を困らせます。
それでもようやくイメージ通りのパースが完成すると、それまでの無表情とはうって変わって満面の笑みで「すごいです!」と喜びます。
当然、百合や葵たちに「いつも笑っていたほうがいい」と言われますが、桜は「本当に嬉しくないと笑えないので」と答えました。
そんなこんなでイメージ通りの橋の模型が完成するのですが……。
桜は「島にかける橋なんだから、本土とつながった感じにしないとまずいです」と言い出し、ジオラマを作ることになりました。
桜に付き合う同期の4人だが……。
桜が懇願するので、同期の4人は土曜日を返上してジオラマの材料を買うことになりました。
私服で東京を仲間と歩き、楽しんでいる様子の桜。
会社に行って、深夜までかけて作業をすることで、ようやく橋とその周辺の景色の模型が完成しました!
……ところが!! 桜は「耐荷重が足りない。この構造では雪が積もったら崩れてしまいます」と言い出しました。
しかし新人研修の作品の提出期限は翌日です。模型を作り直している時間はありません。
それでも「仲間で力を合わせれば」と言う桜に対し、堪忍袋の緒が切れた百合がついに激怒します。
「こっちは気ぃつかって付き合ってやったけどさあ、そっちに振り回されるたびに今までこっちがどれだけ迷惑したかわかってる!?」
「どんな時も妥協せず自分の信念まっしぐらみたいなこと言ってっけどさあ、組織に入ったらそうはいかないの」
「あんたみたいに生きられる人間なんかこの世に一人もいないの!」
そして、「私達はあんたのこと仲間とか思ってないから」と吐き捨てます。
葵たちもそれを否定しようとはせず、桜は「わかりました。じゃあ、失礼します」と言って立ち去ります(先に帰るのかよ!!)。
祖父からのメッセージ
ショックを受けた桜は、ファックスで「じいちゃんの作ったコロッケが食べてぇ」と祖父に伝えます。
すると早朝、祖父から「サクラが好きだ だって、お前には 自分にしか出来ないことがある」という毛筆のファックスが返ってきました。
励まされた桜は、一人で新しい橋の模型を作り始めます!
完璧な模型が完成するものの……。
新人研修の作品発表の場に桜が現れず、同期の4人は心配します。
百合も「私が悪いわけ?」と言いつつ、桜が気にはなっている様子。
そして、社長とともに作品を見に来た黒川が「耐荷重もちゃんと考えてるんだろうね」と言って橋の模型を押すと、橋は折れそうに……。
そこへ、作り直した橋の模型を持って桜が現れます!
黒川も納得する完璧な橋が完成した、はずですが……。
社長賞を受賞したのは、F班が作った商業施設でした。
そこへ桜は「どうしてあの商業施設が社長賞なんでしょうか? あれは社長が10年前に手がけて成功したプロジェクトとそっくりです」と発言します。
さすがに黒川も「自分達が社長賞を取れなかったからってイチャモンを付けるのは良くないな」とたしなめます。
すると桜は「私は社長賞にふさわしいのは、A班の保育園だと思いました」と反論しました。
保育園の模型の素晴らしさを力説する桜。どうやら気を遣っているわけではなく、本心のようですね。
それでも、F班の商業施設の受賞が覆ることはありませんでした。
黒川に「今のは、君個人の意見かな? リーダーとして班の意見を代表して言ったのかな?」と問われ、桜は沈黙の後、「飽くまで、私個人の意見です」と答えます。
配属先決定の日
そして、配属先決定の日。
百合達は希望通りの部署に所属することができましたが、桜の名前だけは読まれません。
黒川は「彼女はクビだから」と言い、すぐに「冗談だよ」と付け加えますが……。
「採用取り消しにはしないが、人事部で預かることにする」と発言し、桜が希望通り土木部に所属することはできませんでした。
落ち込んだ様子で会場を後にする桜を追う4人すると桜は「諸君、明日はもっといいものを作ろう」と、ガウディの言葉を引用します。
そして「私には夢があります」と叫び、故郷の島に橋をかけたい、そして「一生信じ合える仲間を作ることです」「その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を作ることです」という想いを語りました。
それからの10年、夢を持たずに生きていた百合たち4人は、桜に人生を動かされることになるのです……。
ドラマ「同期のサクラ」第1話感想。見逃し動画は?
ここまで、日本テレビの2019年10月期ドラマ「同期のサクラ」第1話の情報をお伝えしました!
で、感想ですが……つまらないとまでは言えないが、面白くはないですね。一度見ればもう十分です。
はっきり言って、こんな話を10話も見せられるのかという感じですね……。
気が変わるかもしれませんが、私は今の段階では「1話切り」します。
主人公・桜があまりにも不自然
具体的に理由を述べていきます。
まず、主人公・桜をはじめとする登場人物が「キャラを作りすぎ」なんです。
桜は変わり者で空気を読めず、自分のやり方を絶対に曲げず、上司に対しても堂々と意見します。
まあ、現実にもそういう人はいますからそれはいいんですよ(というか私もそうです……)。
ドラマの中では言及されていませんが、Twitterなどを見ると「桜は発達障害ではないか?」と言われています。実際、そういう「裏設定」があるんでしょう。
でも、ロボットのように無表情というのはあまりにも不自然ではないでしょうか?
あと、桜は疑問に思うことがあると「スゥー」と息を吸い込む(吐く?)のですが、これが見ていて不自然すぎて不快です。
「コミュニケーションが苦手だけど、まっすぐ」という桜のキャラクターを特徴的にしようとするあまり、過剰な不自然さが表現されていますね。
もっと率直に述べると、桜を異質な存在として描いていると感じます。
そして、「不器用な女性が仲間とともに成長していく感動の物語」という製作者の意図が強く現れているため、かえって感動できません。
同期の仲間もキャラクターとして描かれすぎ
「同期のサクラ」というドラマ、主人公の桜が4人の仲間とともに成長していく物語です。
それはいいんですが、4人のキャラクターが明確化されすぎていて不自然です。
百合は桜を除けば唯一の女性で、「普段は優しいけれど起こると怖い」という特徴があります。
葵は新入社員なのに社長を目指すという上昇志向の持ち主で、いわゆる「イケメンキャラ」ですね。
……というか葵役の新田真剣佑、エリート役が多すぎませんか!? 実際ハンサムなので似合いますけど……。
それはともかく、菊夫は熱血の典型的体育会系ですし、蓮太郎は建築家としての才能はあるけれど気弱という特徴がありますね。
こうやって、無理やりキャラクターを差別化すると、かえって人物に感情移入しにくくなるんですよ。
たとえば、同じ日本テレビで2019年1月から3月の日曜日に放送された「3年A組」を思い出してください。
高校が舞台ですから、生徒は30人もいました。はっきり言って名前なんか覚えられません。
さらに、同じグループに属しているので、性格も外見もわりと似ている生徒ばかりでした。
それでも、物語が進むうちに「ああ、この生徒はこういう性格だな」と自然に理解できるんですよ!
そのほうがリアルですよね。だって会った当日に性格がはっきりわかる人なんて、現実にはなかなかいませんから。
「同期のサクラ」に話を戻すと、登場人物がストーリーの添え物になっているので、感情移入できないし、不自然さも拭い去れません。
普通の会社の普通の人を見てもねえ
それから、主人公の桜には「特徴」があるといっても、普通の人ですし、勤務先も普通の会社です。
何の事件も起きない、「半沢直樹」のような権謀術数も描かれない……これって面白いですか?
たとえば「主人公は実は社長の隠し子で、復讐のために入社した!!」とか「毎週会社で殺人事件が!!」(?)とか、そういう事件は起きないんですか?
思い切ってファンタジーにしても良いかもしれませんね。ファンタジーって言っても「剣と魔法の世界」じゃありませんよ?
現実の日本が舞台ではあるけれど、どこか幻想的で浮世離れした人々の物語……。
同じ日本テレビで言えば、2018年のドラマ「anone」みたいな感じですね。視聴率は低かったですけど。
製作者は「現実世界を舞台にしたほうが、視聴者に共感してもらえる」と思ったのかもしれません。
でも、どうせフィクションなんだから、もうちょっと冒険してもいいんじゃないですか?
「自然にしよう」という意図が、かえって物語を不自然にしていますよね。
漫画のワンピースはどうですか。少年が率いる海賊団が世界の海を旅するという現実ではあり得ない物語で、舞台は架空の世界です。
でも、友情の大切さが描かれているから、日本のみならず世界で大人気じゃないですか!
「ほら、現実の日本にこんな人がいますよ! 感動するでしょ?」という意図が、かえってマイナスに作用しています。
事件が起きず、常に作り物めいたものを感じる「同期のサクラ」。これならサザエさんかクレヨンしんちゃんのほうがまだ面白いですよ。
まあ、「同期のサクラ」の第1話の収穫らしいものを無理やり探すと、橋本愛のキレ芸ですかね〜。
あと、第1話では桜が努力したにもかかわらず社長賞をもらえず、希望する土木部に配属されないという「挫折」を描いたことも、安直なストーリー展開にならずに良かったと思います。
「同期のサクラ」見逃し動画はこちら
そんなわけで、私は「同期のサクラ」はもういいかなー、と思いますが、「番組を見逃したからネットで動画を見たい!」という方もいるかもしれません。
そんな方には、日本テレビグループが運営する有料動画配信サービスのHulu(フールー)をおすすめします。
HuluはYouTubeのようにiPhone・iPadやスマートフォン・タブレットで動画を見ることができるサービスです。
無料サービスと違うのは、テレビで放送されたドラマ・アニメや映画を広告なしで配信していることですね。
……ですから、「同期のサクラ」ではなく「3年A組」か「あなたの番です」でも見たほうがいいんじゃないでしょうか?
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