自宅のWi-Fiに繋がらない時、約3,000円で解決する方法
高性能ルーターを使っているのに、Wi-Fiの電波が届かない
私の自宅では、光回線にアメリカ・NETGEAR社のWNDR4300というWi-Fiルーターを接続してWi-Fiを利用していますが、Wi-Fiルーターを設置した自宅リビングから約10m離れた私の寝室では、Wi-Fiの電波が非常に弱く、場合によってはまったく繋がらないのです。
上の画像は、私の自宅の寝室で、AndroidのPingToolsというアプリを使って測定したWi-Fiの電波強度です。「NETGEAR」と書かれた私の自宅のルーターは、5 GHz帯(電波が届きにくいが高速通信が可能)は-91 dBm、2.4 GHz帯(低速だが遠くまで届く)が-79 dBmとなっており、アンテナアイコンは赤と黄色になっています。dBmの値がゼロに近いほど電波が届きやすいですから、この状態ではほとんど繋がらないのです。このWi-Fiルーターを自宅で使う人のレビューでは、離れた部屋でもWi-Fiが繋がらないことはないということでしたので、Wi-Fiが繋がらないからといって新しいWi-Fiルーターを買う気にはなれません。新ルーターなしでWi-Fiに繋がらない状態をどう解決しようかと困っていた時に見つけたのが、Wi-Fi中継器という商品です。
中継器を使えば、繋がらない電波を遠くまで飛ばせる
このWi-Fi中継器ですが、既に自宅に設置している回線やルーター、そしてスマートフォンの設定は一切変更することなく、繋がらないWi-Fiの電波を遠くまで飛ばせるようになるという優れものです。さらに、ルーターと中継器のボタンを数回押すだけで設定が完了しますので、パスワードを入力する必要もありません。価格は性能によりますが、店舗ではなく自宅のWi-Fiに繋がらないという場合であれば、3,000円程度の商品で充分です。
私が自宅に設置したWi-Fi中継器は、ELECOM WTC-300HWHです。2015年9月7日に、楽天市場で3,310円(税込・送料無料)で購入しました。
11n/g/b対応で最大300Mbpsとやや低速ですが、私の自宅のWi-Fiはなぜか50Mbps程度の速度でしか繋がらないので、これで充分です。
設定はごく簡単で、WPSという機能を使って、ルーターと中継器のボタンを数回押すだけです。購入後に一度設定すれば、コンセントに直接中継器を差し込むだけで電源がオンになります。Wi-Fiが繋がらない時だけコンセントに差し、使い終えたら抜くだけで電源がオフになりますので、面倒な手間は一切かかりません。これで、繋がらないWi-Fiの電波が私の部屋まで届くようになったはずです。
機器の設置後、自宅の電波強度は?
では、普段はWi-Fiが繋がらない自宅の寝室でPingToolsアプリを使って電波を測定してみましょう。
2437 MHzの「NETGEAR86」というIDが2つになり、中継器を示す「Elecom Co Laneed Div」というメーカー名が表示されています。2.4 GHz帯のみですが、強度は-65 dBmに、アイコンは緑色になってWi-Fiの電波が強くなり、繋がらない状態は解消されました。文字中心のブラウジングであれば繋がらないことはまったくありませんし、動画の視聴も比較的快適です。約3,000円の投資で、繋がらないWi-Fiの電波を改善できますので、お悩みの方は参考にしてくださいね。