楽天カードの国際ブランドどれが良い? Visa Mastercard JCB Amex比較
大人気クレジットカードの「楽天カード」には4種類の国際ブランドがありますが、どれを選べば良いのでしょうか?
楽天カードを作るならMastercardかVisaにすべき!
いきなり結論を書いてしまいますが、楽天カードの国際ブランドはMastercardまたはVisaにするべきです。
なぜなら、JCBとAmerican Express(Amex)は使える店が少ないためです。
また、VisaとMastercardの場合は「チャージできるキャッシュレス決済が多い」「お得なキャンペーンがある」などのメリットが多くなっています。
JCBとAmexについてのネガティブな理由は後述するとして、なぜVisaとMastercardがおすすめなのかを説明します。
一覧表で国際ブランドを比較 MastercardはApple Payとau Payにフル対応!
楽天カードで選べる国際ブランド別の対応サービスを一覧表で確認しましょう。
- | Mastercard | Visa | JCB | American Express | |
---|---|---|---|---|---|
加盟店数(全世界) | 約4,500万 | 約3,000万 | 不明 | ||
カードによるタッチ決済 | ○ | ○ | × | × | |
au PAYチャージ | ○ | × | × | ○ | |
d払い | ○ | ||||
楽天ペイ | ○ | ||||
nanacoチャージ | × | × | ○ | × | |
Apple Pay | iD | × | |||
QUICPay | ○ | ○ | ○ | × | |
オンライン決済 | ○ | × | ○ | × | |
NFC(タッチ決済) | × | ||||
Suicaチャージ (Suicaアプリ経由) | ○ | ○ | ○ | × | |
Google Pay | iD | × | |||
QUICPay | ○ | ○ | ○ | × | |
NFC(タッチ決済) | × |
まず、加盟店数が多いのはMastercardとVisaです。クレジットカードが使える店なら、世界中のほぼ全ての店で使えます。
一方、JCBは日本発祥の国際ブランドのためか、海外では韓国や台湾、ハワイなど日本人観光客が多い地域を除いて使えないことが多いです。
それどころか、最近は日本国内でもJCBを使えない店が増えているため、はっきり言って、楽天カードの国際ブランドをJCBにするメリットはありません。
JCBの楽天カードならnanacoチャージができるというメリットもありますが、2017年11月1日から楽天カードでのnanacoチャージはポイント付与の対象外になったため現金チャージと大して変わりません。
American Expressの加盟店数もMastercard・Visaより少なく、しかも楽天カードのAmexはApple Pay・Google Pay非対応です。
後述するようにAmerican Express Connectも使えないため、楽天カードAmexにメリットはありません。
そこで楽天カードの国際ブランドとして現実的な選択肢はMastercardかVisaとなります。
Mastercardの楽天カードならau PAYへのチャージとApple Payのオンライン決済も可能です。
Visaを先に作ればMastercardとの2枚持ちも可能
Visaは世界最大のカード発行枚数・決済件数を誇る国際ブランドとして知られています。
楽天カードVisaはau PAYへのチャージ、およびApple Payのオンライン決済には対応していません。
ただ、加盟店数はMastercardと同等ですから、楽天カードの国際ブランドをVisaにしても不便は感じないでしょう。
なお、2017年12月頃から、楽天カードをVisaで作成すれば、2枚目としてMastercardかJCBを追加発行可能になりました(このサービスは終了する可能性もあります)。
ただし、追加できるのは「楽天イーグルスデザイン」などデザインカードのみです。「シンプルな銀色の楽天カード」は選べません。
そして、楽天カードをVisaとMastercardの2枚も持つと管理が大変ですから、私は楽天カード(Mastercard)だけを持つことをおすすめします。
American ExpressなのにConnectを使えない……。
2018年9月、楽天カードの国際ブランドに富裕層向けとして有名なAmerican Express(Amex, アメリカン・エキスプレス)が追加されました。
しかし、楽天カードAmexにはほとんどメリットがないので、別の国際ブランドを選んだほうが良いでしょう。
では、なぜ楽天カードAmexにはメリットがないのでしょうか?
それは楽天カードAmexでは優待サービスの「American Express Connect」を使えないことが多いからです(全てではありません)。
American Express Connectとは、「Amazon.co.jpで5,000円以上の決済にAmexを使ったら1,000円引き」などの割引を受けられるサービスです。
ただ、楽天カードAmexだけは対象外になることが多いんですね。
たとえば、こちらは2020年7月3日から9月24日まで行われた「SHOP SMALL」キャンペーンです。
下の画像の赤枠の中を見てください。
以下の会社が発行するAmerican Expressカードがキャンペーン対象になっています。
- アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc. 日本支社
- 株式会社クレディセゾン(フランチャイジー含む)
- 三菱UFJニコス株式会社(フランチャイジー含む)
- 株式会社エムアイカード
なぜか楽天カードAmexだけが対象外です。
お得なはずの楽天カードなのに、なぜかAmerican Express Connectを使えない……。
はっきり言って、対象キャンペーンが多くて見栄も張れるセゾンカードのAmexのほうが良いです。
楽天カードのポイントサイトキャンペーンが激減?
2020年は楽天モバイルがMNO(大手携帯電話会社)事業に本格参入して「Rakuten UN-LIMIT」という格安プランを開始しましたが、基地局の整備にかなり費用がかかっているようです。
また、世界的に新型コロナウイルス感染症が拡大して景気が悪化しているためか、楽天カードおよびポイントサイトのキャンペーンも少なくなっています。
証拠は示せませんが、2015年1月には楽天カード申し込み・利用で10,000円分のポイント、さらにポイントサイトで8,000円分のポイントがもらえるキャンペーンが実施されていました。
その後も2019年頃までは楽天カードマンのCMでおなじみのように「8,000ポイントプレゼント」キャンペーンが頻繁に行われていました。
ただ、2020年7月の今は、先ほどお話ししたような楽天モバイルの費用増大と新型コロナウイルスによる景気悪化で、楽天カードのキャンペーンもかなり渋くなっている印象です。
ですが、楽天カードは発行した後のキャンペーンもお得ですから、まだ楽天カードをお持ちではない方は、魅力的な入会キャンペーンがなくても早めにお作りになることをおすすめします。
以下のリンクから楽天カード入会ページに移動できます。