ChatGPT無料アカウントの始め方・使い方
話題のAIチャットボット「ChatGPT」のアカウントを完全無料で作る方法と、使い方を紹介します。
今回はWindows 11のパソコンを使ったChatGPT無料アカウントの作り方・使い方を紹介しますが、MacやiPhone、Androidスマートフォンなどでも同じ手順です。
iPhoneやAndroidスマホのアプリを使わず、ChatGPTを開発した団体である「OpenAI」のサイトからChatGPT無料アカウントを作る方法です。
なお、ChatGPTの規約上はアカウントを作れるのは18歳以上とされていますが、アカウント作成時に年齢確認はありませんでした。
また、ChatGPT無料アカウントで使えるのは旧バージョンのGPT-3.5のみです(2023年4月1日現在)。
ChatGPTの始め方・無料でアカウントを作る方法
ChatGPTのアカウントを作るには、以下のものを用意しておく必要があります。
- メールアドレス
- SMSを受信できる携帯電話番号
まず、ChatGPTのログインページにアクセスしてください。
https://chat.openai.com/auth/login
「Welcome to ChatGPT」と表示されます(メッセージは異なる場合があります)。
アカウント作成済みの場合は「Log in」、これから無料でアカウントを作る場合は「Sign up」を選択してください。
今回は「Sign up」を選び、ChatGPTの無料アカウントの作り方を紹介します。
「Create your account」画面が表示されたら、「Email address」という欄にメールアドレスを入力し、「Continue」をクリックしてください。
なお、この画面ではGoogleアカウントまたはMicrosoftアカウントによるログインも選択できますが、メールアドレスを入力してChatGPT専用のアカウントを作ることをおすすめします。
ChatGPTアカウントにログインするためのパスワードを設定してください。
長さは最低でも8文字必要です。なるべく他人に推測されにくいパスワードにしてください。
なお、使える文字や記号の種類は明示されていませんが、私が登録した際は「チルダ」などの記号も使えました。
パスワードを入力してContinueボタンを押すと「Please stand by, while we are checking your browser…」(あなたのブラウザをチェック中ですのでお待ちください)と表示されるので、次の画面に切り替わるのを待ちましょう。
「Verify your email」(Eメールを認証してください)と表示されるので、入力したメールアドレスに届いたメールを確認してください。
OpenAI(ChatGPTを運営する法人)からのメールが届いています。
わかりにくいですが、下のほうにある緑色の背景の「Verify email address」という文字をクリックしてください。
「Tell us about you」(あなたについて教えてください)という画面になりました。
First Nameには下の名前、Last Nameには名字を入力して、Continueをクリックしてください。
なお、名前はアルファベットでも漢字・仮名表記でも構いません。
「Verify your phone number」(電話番号を認証してください)と表示されました。
SMS(携帯電話番号のメール)の受信が必要ですので、「+81」と書かれている欄に携帯電話番号を入力して「Send code」ボタンを押しましょう。
なお、国際SMSであるため、日本の国番号81の後の携帯電話番号は、最初の0を省いてください。
たとえば、携帯電話番号が「090-1234-5678」なら、「9012345678」と入力してください。
携帯電話にSMSが届きました。ここに記載されたコード(6桁の数字)を、「Enter code」画面で入力してください。
下の画像のように「This is a free research preview.」と表示されたら、ChatGPT無料アカウント登録完了です。
英語で「外部(ユーザー)からの改善を望んでいます」「安全策を講じていますが、誤った情報が生成されることもあります」といったことが書かれています。
「next」ボタンを押してください。
フィードバック(要望や提案など)を送る方法が書かれています。「Done」(完了)ボタンを押してください。
ChatGPTの使い方。プログラミングコードも生成できる!
ChatGPTのトップ画面です。
なお、画面の表記は英語のみで、日本語には変更できませんが、質問と回答は日本語などでも行えます。
左上の「New chat」を押すか、右下の入力欄に文字を入力すると、ChatGPTに質問できます。ここではためしに「アメリカ合衆国の初代大統領について教えてください。」と質問します。
アメリカ初代大統領がジョージ・ワシントンであり、彼の経歴がどのようなものであるか、ChatGPTが自然な日本語で答えてくれました。
なお、ChatGPTはGoogleやWikipediaのように質問して回答を得るだけでなく、文章やプログラミングのコードを生成する使い方もあります。
「ウェブページのtitle要素を取得するJavascriptのブックマークレットを作ってください。」と質問します。
今回は1行のみの簡単なJavaScriptのコードですが、正常に動作するコードを生成してくれました(AndroidのChromeでは、「ブックマーク登録した後に、URL欄にブックマークレットのタイトルを入力して起動する」という方法で動作しました)。
誤った情報が表示されることもあるので注意が必要ですが、ChatGPTは瞬時に無料で情報を入手できる新しい手段として、使い方によっては非常に有用だと感じました。
ChatGPT無料アカウントは以下のページで作成できます。
有料アカウントなら高性能のGPT-4を使える!
なお、今回は無料のChatGPTアカウントの作り方・使い方を紹介しましたが、有料アカウントにアップグレードすれば、より高性能のGPT-4を使えます。
何が高性能なのかですが、「旧バージョンのGPT-3.5よりも複雑な質問を理解することができ、より正確で詳細な文章を生成してくれる」……ということです。
実際にChatGPT Plus(有料アカウント)にアップグレードする手順と使い方も紹介します。
まず、画面右下の「Updates & FAQ」をクリックし、「Upgrade plan」を選択します。
この画面に記載されているように、月額料金は20米ドル(2023年3月下旬時点のレートで約2,700円)です。
解約しない限り毎月料金が発生するので、有料のChatGPT Plusアカウントを使用しない時は、早めに解約して無料アカウントに戻すことをおすすめします。
クレジットカード情報等を入力する画面です。
住所は日本語で入力しても大丈夫だと思います。
この画面の右下に「You'll be charged the amount listed above every month...」(毎月上記の合計金額を請求されます)と書かれていますので、その欄にチェックを入れてから、「申し込む」ボタンを押してください。
繰り返しますが、有料のChatGPT Plusアカウントの使用をやめたら、早めに解約して無料アカウントに戻してください。
「Payment received!」と表示されたら、ChatGPT Plus(有料プラン)への申し込み完了です。
実際にChatGPT PlusでGPT-4を使う
では、実際にChatGPT Plus(有料アカウント)でGPT-4に質問してみましょう。
まず、最初の画面で上部のメニューから「GPT-4」を選択する必要があるので注意が必要です。
今回は以下のような「短編小説を書いてください」という質問を行いました。
- 以下の条件で1000文字以内の短編小説を書いてください。
- 舞台:魔法が存在する世界
- 登場人物:噓つきの勇者、臆病な狼男、平和主義の魔王
- ジャンル:コメディとシリアスが入り混じったファンタジー
結果は以下の通りです(かなり長いので、スクリーンショット画像をそのまま掲載します)。
魔王の名前が「ヴォルデモート」だったりといろいろツッコミどころはあるのですが、自動生成された文章としてはかなり上出来ではないでしょうか?
途中で文章の表示が止まってしまったのですが、「続きを表示してください。」と入力したら、無事に表示されました。
複数の命令を入力することもできるので、応用すればレポートや論文の執筆にも役立ちそうですね(悪用はダメですが)。
回答は掲載しませんが、ChatGPTのGPT-4に「表見代理と無権代理の違いについて、日本の民法の条文を引用しながら、500字以内で述べてください。」と質問したところ、適切な回答を得られました。
無料のChatGPTおよび有料のChatGPT Plusの始め方と使い方は以上です。このページで紹介したChatGPTの始め方・使い方は、以下のウェブページでお試しください。