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Android派がiPhoneとスピード離婚した話

2016年9月22日に公開したこの記事ですが、いろいろあって2017年8月31日と2018年8月4日にも更新しました。

さらに、2019年2月7日にも再びiPhoneとの「スピード離婚」について書いています。もうこれで本当に最後だと思います……。

「Android派」はなぜiPhoneとスピード離婚し、そしてまた再婚するのか? その心境をご覧ください。

アンチAppleがiPhoneを使い始めた理由

いろいろな理由があって、私は今までAndroid派でした。初めてAndroidスマートフォンを購入したのは2011年12月で、機種はLGのOptimus Chat L-04C、OSはAndroid 2.2です。

ところが……。

iPhone 5Cに表示したふみびとのTwitter

買ってしまいました、iPhone。

2016年8月末にそれまで使っていたAndroidスマートフォンが故障してしまい、安い中古スマートフォンがないかと探したところ、ヤフオクで安いiPhone 5Cを見付けたことが直接のきっかけです。

iPhoneに限らず、Apple製品は今まで「食わず嫌い」だったのですが、Androidと比較して驚いた点がたくさんありました! もちろんデメリットもありますが、メリットのほうが上回っています。

  1. 意外と安い
  2. APNを設定できない
  3. 操作が難しい
  4. インテントを「使える」
  5. ホーム画面が便利
  6. スペックが低いのに動作が軽快
  7. 4 年前の機種で最新OSを使える

iPhoneを買って驚いた7つの点

1. 意外と安い

私がdocomo版のiPhone 5C 32GBを買ったのは2016年8月末ですが、ヤフオクで税込・送料込で約15,000円でした。au・SoftBank版ならばさらに安く、16GBモデルを10,000円未満で落札できます。

もちろんiPhone 6以降のモデルは倍以上するのですが、「iPhoneはAndroidより比較的高く、中古でも3万円くらいする」という印象があったので、安さに驚きましたね。

2. APNを設定できない

MVNOが提供するいわゆる「格安SIM」を利用するには、スマートフォンでAPNという接続先の設定を行う必要がありますね。

Androidならば手動でAPNを設定できますが、iPhoneでは不可能です。ならばどうするかというと、Wi-FiでMVNOの公式サイトにアクセスして、「プロファイル」をダウンロードする必要があります。

設定を行う必要がないので比較的簡単とも言えますが、「設定は自分で行うのが当然。むしろ他人に任せるほうが難しい」と考える(私のような)人にとっては、かえってAndroidのほうが簡単ではないでしょうか?

3. 操作が難しい

APNを設定できない事とも関係しますが、iPhoneは意外と操作が難しいです。

日本のインターネットサイトでは「iPhoneは情弱(情報弱者)専用」「スマホ版らくらくホン」などと揶揄する意見もありますが、WindowsとLinuxを使い慣れた者にとっては、Androidのほうが簡単です

iPhoneはディレクトリ構成がわかりにくいですし、WindowsのレジストリやLinuxの設定ファイルに該当するものが見当たりません。Androidもroot化しない限りはそこまで自由度が高くありませんが、Windows・Linuxに似た設定が可能です(そもそもAndroidはLinuxがベースですし)。

4. インテントを「使える」

以前は「Androidはインテントを使えるが、iPhoneは使えない」という事が比較され、iPhoneの欠点として挙げられることがよくありました。

念の為に説明すると、インテントとはあるアプリから別のアプリを呼び出すことができる機能のことです。たとえば、ウェブページを見ている時にURLとタイトルをTwitterで共有する……といった具合ですね。

ところが、2015年にリリースされたiOS 8のおかげで、iPhoneでもインテントに似た機能を使うことができるようになりました。正確には、iOSではインテント(intent)ではなくApp Extensionと言います。

2016年9月発売のiPhone 7は、とうとう防水とおサイフケータイに対応しましたし、AndroidとiPhoneの差は年々縮まっていますね。

5. ホーム画面が便利

インテントと同じくよくAndroidと比較されるiPhoneの欠点は、「ホーム画面をカスタマイズできない」ことです。Androidならばランチャーを変更して自由自在にホーム画面をカスタマイズできますね。

ただし、私の場合は画面をカスタマイズできなくてもあまり問題になりませんでした。Androidでもウィジェットを使いませんでしたし、シンプルなSmart Launcherに変更していたため、iPhoneのシンプルなホーム画面がちょうど良いのです。

iPhoneはアプリのアイコンを重ねることで「フォルダ化」することができますね。たとえランチャーを変更できなくても、よく使うアプリを同じフォルダにまとめておけば便利に使えます。

6. スペックが低いのに動作が軽快

CPUやメモリ(RAM)などのスペックを見る限りでは、iPhoneは多くのAndroidスマートフォンに劣ります。

ですが、実際に使ったりベンチマークテストを比較したりする限りでは、AndroidよりiPhoneのほうが良い結果を出すのですね。バッテリー持ちも比較的良いです。

「iOSはメモリ管理の効率がAndroidよりも良いからだ」という真偽不明の情報もありますが、はっきりとした理由はわかりません。ただ、Appleがハードウェアとソフトウェアを一体開発するiPhone・iOSのほうが、ハードウェアの性能を最大限に発揮できそうな印象はあります。

7. 4年前の機種で最新OSを使える

私はこれこそAndroidとiPhone・iOSを比較した時の最大のメリットだと思いますが、なぜAppleは大々的に宣伝しないのでしょうか?

Androidスマートフォンの場合は、たとえGoogle公式のNexusシリーズであっても、最新OSへのアップデートを行えるのは発売から2年程度です(2015年発売のNexus 5Xは2017年に最後のアップデートが行われます)。

ところが、2016年9月リリースのiOS 10は、なんと2012年9月発売のiPhone 5にもインストールすることができます。最長で発売から4年間は最新OSを使えるのです。

最新OSの全てが良いというわけではありませんが、ごく一部のユーザーしか最新OSを利用できないAndroidスマートフォンとは雲泥の差ですね。

「そう、iPhoneならね」と言う気になれずスピード離婚

ここまでiPhoneの特徴的な点を挙げてAndroidと比較してきましたが、総合的に見れば私はiPhoneを気に入りました。……と、言いたいところなんですが……。

Galaxy S5

結局AndroidスマートフォンのGalaxy S5を買い直しました。iPhone 5Cは値下がりする前にと売ってしまいました。約3週間のスピード離婚です。

理由はうまく説明できないのですが、「Androidが恋しくなった」「セルフイメージにiPhoneが合わない」という漠然とした印象があったためです。

もちろん、Androidで購入した有料アプリを使えなくなって困ったということもあるのですが、それは大した問題ではなかったと思います。

なんなんでしょうか……iTunesとApple IDとiCloudで全てを管理するようなiPhoneの中央集権的体制に嫌気が刺したのでしょうか? でもAndroidだってGoogleの中央集権ですよね。

結婚と同じく、些細な事の積み重ねだったように思います。先ほど「私はシンプルなホーム画面が好きなので、iPhoneでも良い」と書きましたが、デフォルトのホーム画面を自分でシンプルなものに変更するから楽しいんです。本当にごく些細な事ですが。

カナダの学者、マーシャル・マクルーハンは「メディアは人間の感覚の拡張である」という趣旨の事を述べています(ここで言う「メディア」とは「マスコミ」という意味ではなく、テレビやラジオのほか、住宅や自動車などあらゆる道具を含みます)。

まさにスマートフォンは人間の感覚を拡張するメディアであり、単なる道具に留まらず、ユーザーの心身の一部になってしまうのですね。Androidは私の一部になっていましたから、iPhoneは受け入れがたいものでした。

もっとわかりやすくたとえると、「自分はボルボの乗り心地が好きなのに、『高級だし、よく売れている』という理由でメルセデス・ベンツに乗り換えたら、走りに違和感を覚えて後悔した」とでも言えるでしょうか?

あとは、「そう、iPhoneならね」というCMのキャッチフレーズ(と言われているものの、実際にCMで使われたことはないネット上の俗語)に代表されるようなAppleのイメージが嫌だった、とでも言えるでしょうか。そういう「セレブっぽい人の集団」(要するに「意識高い系」)に馴染めないという事が大きかったような気がします。

私がiPhone 5Cを使っていた頃にちょうどiPhone 7が発売されましたが、防水機能とおサイフケータイというAndroidには数年前から搭載されていた機能を取り入れたくらいでマスコミが大々的に取り上げ、ファンが熱狂的に歓迎する……という、スポーツの応援団か芸能人のファンクラブのような仲間意識も近寄りがたかったです(Androidはただの「便利な道具」ですから、そこまで思い入れがある人は少ないでしょう)。

Apple製品ってとにかくおしゃれで、ユーザーにも連帯感がありますよね? ビバリーヒルズの白い豪邸で、朝からスムージーを飲んで、食後にフィットネスして、大画面テレビに写しだしたFaceTImeで同僚と談笑して……などというわけのわからないイメージがあります。京都の料亭でもいいです。

その一方でAndroidはどうかと言うと、テキサスの農場や東南アジアの下町でもっと気楽に使われているような、iPhoneよりずっと泥臭い印象があります(そういえば、日本のネットではAndroidを「泥」と略すことがありますね)。

私にはそんな泥臭さ、無法地帯っぽさのほうが向いていると思っています。いいんです、「貧困層向け」とか「iPhoneのパクリ」とか言われても!

もちろん、iPhoneとAndroidには一長一短があり、どちらが向いているかが人によって違うので、一概には決められません。ただ、私は自分自身に貼った「Android派」というレッテルを剥がすことができないようです。

2017年6月、2度目のスピード離婚

実はこの記事はネタ切れに困って適当に書いたのですが、意外とアクセス数が多いので、はっきり言って驚いています……。

「Android派」という言葉で検索する人が意外と多いようですが、自分のアイデンティティというか、「どこに所属するか」ということが皆さん気になるんでしょうか?

それはともかく、私がこの箇所を書き足しているのは2017年8月30日の午後11時過ぎです。iPhoneとスピード離婚して「Android派」に戻った私は、その後どうなったのでしょうか?

実を言うと、2017年2月に再び「iPhone派」になり、6月に2度目のスピード離婚を経験しました

いかにもガジェットオタクらしいと自己弁護したいところですが……。「AndroidとiPhoneを比較したら、両方の良いところが目についてしまう! でも片方しか持ちたくない!」という意識があるんです。

今度はどのiPhoneとスピード離婚したの?

私が2月に買って6月に売ったのは、こちらのiPhone 6sです。

箱の上に置いたiPhone 6s

先ほども書きましたが(実際に書いたのは11ヶ月前ですが……)、iPhoneはAndroidと比較するとRAM(メモリ)が少ないにもかかわらず、軽快に動作しますね。iPhone 6sのRAMはGALAXY S5 SCL23と同じく2GBですが(iPhoneのRAM容量は非公開のため、推測値)、iPhone 6sのほうがずっとスムーズでした。

AnTuTuベンチマークテスト(性能を測るアプリ)のスコアを比較しても、GALAXY S5 SCL23は約6万点、iPhone 6sは約12万点とほぼ倍です。

性能が良くてデザインも美しくて、これで2020年にiOSがアップデートされなくなるまではiPhone 6sと過ごせると思っていたのです……が! また「自分はAndroid派だ!」というよくわからない感情が湧き上がってきました。

その一方で、「いや、やっぱりiPhoneは高性能だしアップデートが4年も提供されるし……。芸能人でもないのに1年に3度もスピード離婚するのはCRAZYじゃないか!?」と自問自答しましたよ(iPhone 2台に加えてGALAXY S5 SCL23との『離婚』も含むので3度)。

まとめると、こんな感じです。

  • iPhoneはスペックが低い割に高性能で、リソースをうまく活用できている。アップデートも4年実施されるので素晴らしい!
  • でも、「アクティベーションロック」とか「AppleのサーバーによるSIMロック」とか、ユーザーがディレクトリ構造すら把握できないとか……。自由の国・アメリカの製品なのに不自由で中央集権的じゃないか!
  • それにAppleユーザーなんて広告のブランドイメージに釣られる「意識高い系」ばかりなんだから、自分の頭で考えて能動的に情報を収集・分析できる私にはAndroidのほうが合っているんだ!
  • しかし、広告はともかくiPhoneが優れた製品であることは間違いないし……。ああどうしよう

こんなふうに何ヶ月も成田離婚状態で迷っていましたが、「毎日のように中古Androidスマートフォンの情報ばかり調べている」ことと、「ホームボタンのTouch ID(指紋認証)でエラーが多発した」ことが原因で愛想が尽きて、iPhone 6sさんとも無事にお別れしました。

無傷の状態で、auショップでSIMロック解除してからラクマで売りましたから、多少は中古市場の活性化に貢献できたでしょう。

まあ、5ヶ月持っただけ前回よりはマシ…‥ですよね?

本命か? 中国製の格安Androidスマホ

で、iPhoneとの2度のスピード離婚を経験したAndroid派がどこに辿り着いたかと言うと、中国企業Huaweiの格安スマホ・P10 liteです。

Huawei P10 lite

安いですが、本当に良い商品です。楽天市場のレビューもなかなか高評価ですよ。

【プラチナゴールド9月中旬以降出荷予定】SIMフリースマホ HUAWEI P10 lite + 選べるOCNモバイルONEセット【送料無料】※お一人様1台限り

先ほど(11ヶ月前に)「私はボルボが好きなのに、イメージに騙されてメルセデス・ベンツを買ってしまった……」という趣旨のことを書きました。

じゃあHuawei P10 liteは何なんだ? と言うと、ホンダのフィットです

はっきり言って大した個性はない、性能も特別良いわけじゃない、デザインは高級メーカー(iPhone)に似ている……と、実に「つまらない製品」なんですが、「日用品としては最高」なんですね。

Huawei P10 liteの指紋認証の速度は約0.2秒と非常に早いですし、精度もiPhone 6sよりは良いです。性能が3Dゲームには足りないくらいで、ウェブページ閲覧や動画再生ならまったく問題ありません。

もちろんHuawei P10 liteも「カクカク」になることがありますが、iPhone 6sもTogetterを開くだけでフリーズしたので、どちらが優れているか一概に比較することはできません。

心情としては、「BMWと軽自動車のムーヴを買ったら、軽自動車にばかり乗るようになり、BMWはガレージの展示品になった」ようなものでしょうか? ちょっと違うか。

それから、やっぱりAndroidはiPhone(iOS)と比較してディレクトリの構造がわかりやすいですし、電波強度もアプリで測定できるのがとても嬉しいです!(「電波なんて測ってどうするんだ」とお思いでしょうが、私の謎のこだわりです。)

先ほどもちょっと触れましたが、アメリカの製品が不自由で中国製スマートフォンのほうが自由って、笑えない冗談ですね。

「Android派」がiPhoneと再再婚する可能性はあるか?

こうして無事にAndroid派に戻った私ですが、再びiPhoneが気になり始めています。

と言っても、iPhone 8でも7sでも、中古のiPhone 7でもありません。「中古のiPhone 6s Plus」です。

なぜかと言えば、当サイトでは最近MVNO(格安SIM)の「UQ mobile」を猛プッシュしています。「ガチャピン・ムックと三姉妹が出ている、ピンクレディーのUFOがかかる変なCM」のアレですね。

格安スマホならUQ mobile

このサービスを宣伝することが私のメリットになるのも事実ですが、「UQ mobileは安いのに優れたサービスだ」と本当に思っています。ただ、現在私はUQ mobileではなくmineo(マイネオ)を使っています。

宣伝だけしておいてサービスを使わないのも無責任ですから、mineoの違約金無しでMNP(番号持ち運び制で他の会社と契約)できる2017年12月頃になったら、UQ mobileに乗り換える予定です。

で、UQ mobileとiPhoneにどのような関係があるのかですが、UQ mobileはMVNOなのにiPhoneに表示されるキャリア名が「UQ mobile」になるからなんです!

キャリア名表示というのは、iPhone画面左上の「docomo」「au」「SoftBank」と表示されている部分ですね。そこが「UQ mobile」になるということです。でも全てのiPhoneが対象ではなく、「iPhone 5s, 6, 6 Plus, 6s, 6s Plus, SE」だけです。この中ならそこそこ中古価格が安くて画面も大きい6s Plusが良いかなという程度の理由ですね。

「だからそれがどうしたんだ!?」という声も聞こえてきそうですが……。本当に「キャリア表示がUQ mobileになるならiPhoneを使いたいと考えている」だけです。

でも、やっぱり指紋認証センサーやアプリはHuawei P10 liteのほうが使いやすいですし、この機種は「SIMフリー」なのでこのままUQ mobileに乗り換えることもできるんですよね。キャリア名表示の「KDDI」さえ気にしなければ……。

と、まあこのように、普通の人が理解できないようなことで延々と悩む……。そんな「ガジェットオタク」なAndroid派のお話しでした。

2018年8月、iPhoneと再再婚。そして……。

このようにわけのわからないことをゴチャゴチャと言っていた私ですが、結局2018年7月から8月にかけてiPhoneと再婚しました!

わざわざ「記事が面白かった」とコメントして下さった方までいらっしゃるのに、申し訳ありません。

機種は前回と同じSIMロック解除済みのiPhone 6sです。ただし、ストレージは前回の32GBから16GBに減らしました。

昨年は7月に32GBのiPhone 6sを約3万円で売却し、今年は16GBのiPhone 6sを約2万円で購入しましたから、およそ1万円得したと思うことにします。

しかも、今回はiPhoneだけじゃないんですよ!!

iPhone 6sとiPad Air 2

はい、新入りのiPad Air 2、docomoモデルです。

中古が安かったので購入しました(2万3千円)。2014年の機種ですが、2018年リリースのiOS 12にも対応予定です。

ところで、このブログをよくご覧になる方はご存じのことと思いますが(そんな人いるのか?)実は私はiPad Air 2とも「スピード離婚」していました。

2017年5月初旬にiPad Air 2を購入し、何となく嫌になって3日で手放すという……。

我ながら、もうほとんど病気ですね。

なぜ、Android派がiPhone派に「転向」したのか?

ここからは、「Android派」を自認していたはずの私が「iPhone派」に「転向」した理由を述べていきます。

私はAndroidを愛用する理由として、

  • Androidの自由度の高さ
  • iPhone(Apple)一強への拒否感
  • ユーザーとしてのセルフイメージ

……を挙げました。

ただ、前者2つはさほど重要ではないんですよね。

まず、私は2017年7月から2018年8月まで、Huawei P10 LiteとMoto G5という2台のAndroidスマートフォンを使用しました。

そして、どちらの機種でも一切ホーム画面変更等のカスタマイズを行わず、デフォルト状態で使っていたのです。つまり「自由度」は必要ありませんでした。

また、私はどのような分野であれ、たった一つの勢力が業界を独占してしまうのは良くないと考えています(意味は察してください)。

ですが、世界的に見れば「iPhone一強」どころか「Android一強」なので、私がiPhoneを買ってもAppleが強くなりすぎる心配はありません。

Appleの時価総額は2018年8月2日(アメリカ現地時間)に企業として史上初めて1兆ドル(one trillion dollars)を超えましたが、スマートフォン市場ではSamsungとHuaweiに次ぐ3番手です。

目指せ! 「意識高い系」

そして私が「iPhone派」になった最大の理由が「セルフイメージ」です。

このページの上のほうで、私は「Androidは下町か田舎の牧場、iPhoneはカリフォルニアの高級住宅街。私には田舎が合っている」という趣旨のことを書きました。

去年の時点では確かにそう思っていましたが、その後、考えが変わりました。

つまり、壁も天井も真っ白な家で優雅に暮らしたくなったというわけです。

そもそも私、下町も田舎もそんなに好きじゃないですし。

実際に住んでいるのは下町と高級住宅街の中間くらいの場所なので、私はどちらのセルフイメージでも好き勝手に選べます。

別に贅沢がしたいわけじゃありません。引っ越したいとも思いません。ただ……そういう「素敵な生活」に憧れて、少しでもセルフイメージを近付けたいと思ったのです。

そして、そんなセルフイメージを形作るためのアイテムが、iPhoneとiPadというわけです。

iPhoneとiPadがあればiCloudで写真・連絡先・スケジュールなどを簡単に共有できますし、前述のようにiOSは5年程度アップデートされるというメリットがあります。

ただ、Androidスマートフォン・タブレットと比べてiPhone・iPadが圧倒的に優れているというわけではありません。

iPhone・iPadの最大のメリットといえばやっぱり、イメージの良さですよね(Macもです)。

富裕層が使っていそう、ビジネスに役立ちそう、持っているだけで人脈が広がりそう……。

そんなイメージはある程度は事実ですし、上昇志向の人々に根拠なく信じられている部分もあります。

iPhone・iPadを持つだけで富裕層のビジネスマンになれて人脈も広がる……わけではありません。

ただ、大した能力もないのにiPadとiPhoneを持つだけで自分が大物になったような気になる人々もいます。いわゆる「意識高い系」です。

要するに身も蓋もない話をすると、私もApple製品を愛用する意識高い系になりたかったのですよ!!

アフィリエイトで稼ぎたい! 朝からコーヒー飲みながらiPadでBBC World News観るようなエグゼクティブになりたい!!

……そんな、想像上の存在に近付くことができるように、思考を現実化させて参ります。

というわけで、次回予告です。

「Android派がiPhoneとiPadを買って意識高い系になってみた」に続きます。

やっぱりiPhoneとはスピード離婚しました。(2019年2月7日更新)

……と言いたいところですが、結局iPhone 6sとiPad Air 2は売りました。売ったのは2018年10月20日頃ですから、約3ヶ月しかもたなかったことになります。

というか、前回この記事を更新した後にApple TVも購入していたんですよ!! 使いにくかったので、こちらもすぐに売ってChromecastに戻しましたけど……。

Apple TVのテレビ画面

というわけで、「Android派が意識高い系になってみた」は企画倒れです!!

なぜ再びAppleと「スピード離婚」したのか?

ではなぜ私は懲りもせずに再びiPhone・iPadそしてApple TVと「スピード離婚」したのでしょうか?

はっきりとした理由はありません。なんとなく嫌になったということです。

まあ、こう言っちゃ悪いですけど……やっぱりiPhoneって意識高い系向けのアイテムですよね。

自分がそんなふうになるのがやっぱり嫌だった、ということがあるかもしれません。

ところで、今は2019年2月ですから、皆さんiPhone XSとXRはご存じですよね? 高すぎるでしょ!!

もちろん価格のみならず性能も高ければ文句ありませんが……価格に見合った価値があるのか疑問です。

そういう「価値が価格に見合わないApple製品」というイメージも、私が嫌になった理由ですね(もちろん、Apple製品が好きな方々を否定するつもりはありません)。

私は上の方で「iPhoneは富裕層が使っているからセルフイメージがなんとかかんとか」って言っていますが、気のせいですよね(コメント欄にもそういうご意見頂いていますが)。

iPhoneだろうがAndroidだろうが、ユーザー自身が変わらなければ意味がないわけですよ。

……ああそれから、今書いていて思い出しましたが、2018年10月頃は「Hearthstone」というゲームに夢中になっていました。

そのゲームはアプリの容量が4GB以上もあるので、ストレージが16GBのiPhone 6sでは足りなくなってきた、ということも理由です。

でもストレージなんて大した理由ではないですし、そのゲームはもうプレイしていないので、やっぱり私はApple製品が嫌なんだと思います。

今度はどんなAndroidスマホと再婚したの?

読者の方が気になる(?)のは、私がどんなAndroidスマートフォンと「再婚」したのか、ということですよね。

まずはこちら。2018年10月にヤフオクで購入したSamsung Galaxy S9です! なお、au版のSCV38ですが、SIMロック解除済みだったのでdocomo MVNOでも通信できました。

Galaxy S9 裏側

どうでしょう? この曲線美、写真からでも伝わるのではないでしょうか!

というわけで外見だけはかなり気に入っていましたが、結局Galaxy S9も一ヶ月で売ってしまいました。

なぜかと言うと、画面が湾曲しているのでフィルムを上手く貼れないんですよ! 気泡が入ってもうまく貼り直せず、非常にイライラします。

そして、Androidのホーム画面の「ドロワー」、あれもちょっと嫌ですね(Galaxy S9に限りません)。

「ドロワー」とは何かと言うと、Androidの場合、ホーム画面には一部のアプリしか表示されず、 田 のようなマークを押すとアプリ一覧が出てきますね。あのアプリ一覧がドロワーです。

でも私としては、iPhoneのように「ホーム画面に全てのアプリが表示されるスタイル」のほうが良かったんです。

あと、やっぱりau・docomoの「キャリアモデル」なので自由度が低いというところも減点ポイントですね(これもGalaxy S9に限ったことではありません)。

というわけで、2018年11月に購入したAndroidスマートフォンはこちらです。

Galaxy S9 裏側

OPPO R11sというAndroidスマートフォンです。

OPPO(オッポ)はまだ日本での知名度が低いですが、2018年の世界シェア5位の中国メーカーです。

写真をご覧頂けばわかりますが、ホーム画面のデザインがiPhoneっぽいですよね?

OPPOスマートフォンは「ColorOS」というAndroidをカスタマイズした独自OSを搭載していますが、これがiPhoneのiOSによく似ているんです。

つまり「Androidスマートフォンを使いたいが、iOSの操作性を気に入っている」という私のような人間に向いているんですね。

今のところ(2019年2月7日時点)、OPPO R11sに不満はありませんので、少なくとも2019年いっぱいは使い続けると思います。

「スピード離婚」から学んだ教訓

さて、「Android派」である私が3度にわたるiPhoneとのスピード離婚から学んだことをまとめます。

  • Android派は、たとえ羨ましくてもApple製品に手を出すべきではない!
  • iOSの操作性が気に入っているなら、UIがiOSに似ている中国メーカーのAndroidスマートフォンが良い
  • 知識が豊富な上級者はキャリアモデルに不満を抱くので、SIMロックフリースマートフォンにすべき

……ということです。

まあ、普通の人はiPhoneかAndroidかなんて気にせず「安くて使いやすければなんでもいい」と思っているんでしょう。

でも、Androidを使い慣れている人なら、「Androidは恥ずかしい」「iPhoneユーザーが見下してくる」なんていうプレッシャーに負けず、Androidを使い続けたほうがいいと思いますよ。

まとまりのない内容になってしまいましたが、Android派の私からは以上です!

今後はもう、iPhoneに乗り換えて「スピード離婚」することはないと思います。……多分。

懲りずに4度目の「結婚」。政治的な理由で(2019年9月19日更新)

その後いろいろありました。OPPO R11sは気に入っています。

……が、本当に色々ありましたよね! 「中国製品は安全保障上の脅威がなんとかかんとか」とかアメリカ政府が言い出したりして……。

そんな中、2019年9月、私もまた中古のiPhone 7を買ってしまいました。懲りていませんね。

都会的で気取ったAppleとiPhoneが大嫌い、田舎っぽいけど自由な「Android派」だったはずなのに、なぜ……?

このページは長くなったので、理由は次のページで説明します。政治的な理由です。

アンチAppleのAndroid派が中古iPhoneを買った政治的な理由(2019年9月)

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