携帯・固定電話に通話無料のViberアプリと格安の楽天でんわ
このページに記載したサービスは終了しました
本ページに記載した「Viberアプリ国内通話料0円トライアル」は、2016年12月20日15時に終了しました。
アプリの使い勝手などを記録として残すためにページも削除せずに掲載し続けますが、Viberで無料通話を行うことはできなくなりましたので、ご注意下さい。
以下の内容は、2016年11月18日に掲載したものです。
簡単な登録で無料通話できるアプリ・Viber
現在は携帯電話各社が通話定額プランを導入しており、スマートフォンを購入する際は通話定額プランへの加入が必須になっていますね。ただ、いわゆる格安SIM・MVNOの場合は通話定額プランが標準サービスではなく、月額1,000円前後の追加料金を支払わなければなりません。
そこで格安SIM・MVNOユーザーの方におすすめなのが、日本国内の携帯電話・固定電話への無料通話ができるViber(バイバー)というアプリです。クレジットカード・銀行口座の登録は不要で、IDとパスワードの入力も必要なく、広告が表示されることもありません!
Viberはなぜ通話無料なのか?
このページではViberを無料通話アプリとして紹介しますが、通話サービスは正式には「Viber Out」という名称です。Viberはテキストメッセージやステッカー(スタンプ)も送受信できる、LINEのようなアプリです。
Viberはもともと地中海の島国・キプロスの会社が運営していましたが、2014年2月に日本の楽天に買収されました。2016年10月時点では約8億2,300万人が登録している人気アプリですが、日本はユーザー数が少ないようです。日本国内のユーザー数は発表されていませんが、2014年11月時点で2,800万人未満であることは間違いありません。
日本国内のユーザーがあまりにも少ないため、普及させるために通話無料のアプリであるという点を前面に押し出しているのではないでしょうか。
Viberでは2014年2月に日本国内の固定電話への無料通話を開始し、2016年8月には携帯電話への通話も無料になりました。無料通話は飽くまでも「期間限定のキャンペーン」ということになっていますが、固定電話向けの通話無料キャンペーンは2年以上続いています。
ただ、いつまでも広告なしの無料サービスを続けられるわけはありませんから、いずれは有料化または広告表示されるようになるでしょう。
Viberの使い方
Viberの使い方は簡単です。先ほどお話ししたように、クレジットカード・銀行口座は不要で、IDとパスワードを決める必要もありません。
iPhoneの場合はApp Store、AndroidならばGoogle Playで「Viber」と検索し、アプリをインストールしてください。
Viberアプリを起動したら「当社の利用規約」を読み、「次へ」をタップします。
日本国内で利用する場合は「日本(+81)」のままで、携帯電話番号を入力します。できればViberアプリをインストールしたスマホと同じ番号を入力したほうが良いですが、SMS(電話番号のメール)が受信できる従来型携帯電話(ガラケー)や050で始まるIP電話の番号でも構いません。ただ、トラブル防止のために必ずご自分の名義の番号を登録して下さい。
認証コード入力画面になりますが、お使いのスマートフォンで音声通話できる場合は、数十秒待てば自動的に次の画面に進みます。別の携帯電話番号か050番号を入力した場合は、SMSまたは自動音声で伝えられる認証コードを入力して下さい。
自動的にブラウザが開き、楽天会員IDとViberを連携させる画面になります。連携させれば各種キャンペーンで楽天スーパーポイントが貯まりますが、楽天をお使いでなければ「連携しない」を選んで画面を閉じて下さい。
2016年11月の段階で実施されている楽天スーパーポイントをもらえるキャンペーンは、「Viberと楽天会員IDの連携で5ポイント」「Viberでメッセージを送れば1ポイント」「Viberに友達を招待して100ポイント」の3種類です。
名前を入力します。Viberで無料通話のみをお使いになる場合は、漢字かアルファベットで本名を書けば良いと思います。「画像を追加」とも書かれていますが、画像は設定しなくても構いません。
Viberの利用登録が完了し、ホーム画面が表示されました。私の場合は楽天会員IDと連携させたため、画面にその旨が表示されています。
なお、楽天会員IDを登録すると約1時間後にViberでメッセージが届きます。些細なことですが、何の前触れもなかったので少し驚きました。
画面上部の「通話」という箇所を押して、通話画面を表示します。次に、右下にある青い円をタップしてください。
スマホの電話帳に登録している人がいる場合は、「連絡先」の画面から無料通話することもできます。
電話番号を入力して緑色の受話器のボタンを押すと、Viberで無料通話できます。なお、画面に表示される電話番号の前に自動的に「+81」が付きますが、これは日本の国番号ですので問題ありません。
通話中の画面です。「保留」や「スピーカー」など、普通の電話と同じ操作ができますね。相手の電話番号でもViberを使っていれば、ビデオ通話(テレビ電話)も可能です。
赤い受話器のボタンを押すと、通話が終了します。なお、Viberでの無料通話開始から10分経つと自動的に通話が終了しますが、すぐにかけ直すことができます。回数制限はなく、極端に言えば24時間ずっと(10分ごとに切断されるものの)無料通話することもできます。
音質などの使い勝手は?
今回、私は3通りの条件でViberによる無料通話を行いました。
- 自宅のWi-Fiに接続して固定電話にかける
- LTE回線で携帯電話にかける
- LTE回線で固定電話にかける
まず1番ですが、スマホを自宅のWi-Fiに接続してViberを起動し、自宅の固定電話にかけて家族に出てもらいました。通話品質(音質)は普通の携帯電話回線(au 3G CDMA 1X)よりも良いくらいですし、遅延も1秒未満でスムーズに会話でき、特に問題ありませんでした。
2番の前に、3番についてお話します。Androidスマホで使っている格安SIM(MVNO)のmineoで、節約スイッチをONにして意図的に通信制限をかけた状態でViberの無料通話を行いました。通信速度は上下とも最大200kbpsに制限されますが、相手が固定電話の場合は音質は問題ありませんでした。ただ、遅延が1秒から2秒ほど発生します。
最後に、2番についてです。相手が固定電話ならば声が遅れるだけで済みますが、はっきり言ってViberから携帯電話に発信するとまともに会話できません。家族が持っているNTT docomo(ドコモ)のガラケーにかけたのですが、お互いの声が3秒ほど遅れるのみならず、声も聞き取りづらい状態でした。
さらに、Viberからdocomoの携帯電話に発信すると「通知不可能」(非通知)と表示されるため、怪しまれて電話に出てもらえないおそれもあります。
携帯電話に宛てて発信する場合は、たとえ有料でも普通の通話方法で電話したほうが良いと思います。
携帯電話への通話と国際電話は「楽天でんわ」がおすすめ
Viberの無料通話で声が遅れる原因は、通常の電話回線ではなく、アプリがインターネット経由で音声データを送受信しているためです。
携帯電話に宛てた発信を行う際は、無料通話ではありませんが、格安通話サービスの「楽天でんわ」をお使いになることをおすすめします。こちらは通常の電話回線を使っていますから、声が遅延したり音質が悪化したりすることは発生しにくくなります。
現在、日本の携帯電話料金は30秒20円(税込み21.6円)であることが多いですが、楽天でんわの通話料は携帯電話・固定電話とも30秒10円(税込み10.8円)です。国際電話は多くの国が非課税で30秒10円ですから、アはメリカなどごく一部の国を除くと、固定電話から国際通話するより楽天でんわのほうが安くなります!
楽天でんわの使い方は、利用登録を行った後で、相手の電話番号の前に「0037-68」を付けるだけです。たとえば「090-1234-5678」に楽天でんわで通話するならば、「0037-68-090-1234-5678」に電話番号を変更します。
楽天でんわによる国際電話のかけ方も日本国内とあまり変わらず、「0037-68-国番号-電話番号」という形式で発信するだけです。アメリカ合衆国の「212-345-6789」という番号へのかけ方は、「0037-68-1-212-345-6789」となります。国際電話をかける際に従来必要だった「010」は不要です。
楽天でんわによる国際電話が可能な国の一覧はこちらです。
楽天でんわにはスマホ用アプリもありますが、機能は電話番号の前に「0037-68」を付けるだけです。アプリを使わなくても携帯電話・スマホで電話をかける時に自分で「0037-68」を付ければ楽天でんわで発信できます。つまり、従来型携帯電話(ガラケー)でも楽天でんわを利用可能です。
楽天でんわを使った場合の通話料金は。携帯電話会社やMVNO(格安SIM事業者)ではなく、楽天から請求されます。二重にお金がかかることはありませんのでご安心下さい。
固定電話への無料通話Viberで、携帯電話には自宅・会社の固定電話か「楽天でんわ」で発信する……という使い方をおすすめします。
楽天でんわの利用登録は、以下のページから簡単に行えます。なお、登録には楽天会員IDと、クレジットカードまたは楽天銀行・スルガ銀行のデビットカードが必要です。