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MVNOにおすすめの10インチタブレットdtab d-01Hレビューと設定

格安SIMを利用できるAndroidタブレット

現在はほとんどの携帯電話がスマートフォンになりましたし、iPadをはじめとするタブレット端末も普及してきましたね。

ただ、タブレット端末の利用者は、スマートフォンの利用者ほど多くはないのではないでしょうか。高性能の携帯電話であるスマートフォンと違って必需品ではありませんし、「パソコンとスマートフォンの中間のようなものだから、必要性を感じない」という方も多いですね。

ですが、タブレットはパソコンよりも持ち運びが便利で、起動にも時間がかかりませんし、スマートフォンと同じアプリを利用できるというメリットがあります。「動画や電子書籍を大画面で楽しみたい」という方には特におすすめです。

Wi-Fi専用の機種もありますが、MVNO(格安SIM)を使うことで外出中に通信できるようになるタブレットもあります!

スマートフォンとタブレットの違いは?

単純明快に言うと、タブレットは画面が大きいだけでスマートフォンとほとんど変わらないものです。アプリも、AndroidタブレットはAndroidスマートフォンと同じものを使えますし、iPadはiPhoneと同じものを使えます。

ただし、特定の画面サイズでなければ使えないスマートフォン専用アプリ・タブレット専用アプリもありますし、画面サイズが大きいタブレットには通話機能がないこともあります。今回ご紹介するdtab d-01Hにも通話機能は付いていません。

dtab d-01HとiPhone 6s

こちらは、画面サイズ(対角線)10.1インチのAndroidタブレット・dtab d-01Hに4.7インチのiPhone 6sを重ねた写真です。面積は約4倍となっており、サイズの違いがよくわかりますね。

詳細は省きますが、iPhoneやiPadなどiOSを搭載したApple製品は、Androidスマートフォン・タブレットよりも高性能で動作も軽快であることが多いです。その分価格も高くなります。

Androidタブレットは安いかわりにやや動作が遅いですが、電子書籍や動画視聴といったエンタテインメントが目的ならば多少動作が遅くても問題ありません。ですからiPhoneとAndroidタブレットの2台持ちがおすすめです。

どの機種を選べば良い?

繰り返しになりますが、最もオーソドックスなタブレットであるiPadは、性能も価格もやや高いですね。2016年3月に発売されたiPad ProはWi-Fi・32GBモデルの新品が約6万円ですし、2013年に発売されたiPad Airでさえ、ヤフオクの中古価格は2万円前後となっています。

一方で、Androidタブレットは安いものなら新品でも1万円未満で買うことができます。iPadと比較するとAndroidタブレットは性能が低いですが、動画視聴と電子書籍の閲覧が主な目的ならばAndroidタブレットで充分です。

dtab d-01H

私がおすすめするAndroidタブレットは、中国・Huawei(ファーウェイ)が製造し2015年12月にdocomoが発売したdtab d-01Hという機種です。OSはAndroid 5.1という古いものですが、画面サイズが10.1インチと大きいですし、6500mAhの大容量バッテリーを搭載しているのも魅力的です。

この機種はいわゆる「SIMフリー」ではありませんが、docomo(ドコモ)から発売されたため、SIMロック解除しなくてもdocomo回線を使ったMVNO(格安SIM)で通信できます

ただし、新品のdtab d-01Hを購入するためにはdocomoと契約しなければなりませんから、MVNO(格安SIM)で使う場合は中古を買うしかありません。

2017年3月時点では発売から1年3ヶ月しか経っていませんが、ヤフオクの中古価格は約2万円にまで下がっています(下の画像は2017年3月19日時点のヤフオク落札相場です)。

dtab d-01Hヤフオク落札相場

中古のスマートフォン・タブレットを購入する際には注意が必要ですが、安い10インチのAndroidタブレットが欲しい方にはdtab d-01Hがおすすめですね。

10インチAndroidタブレットdtab d-01Hの性能・活用法

10インチタブレットの使い方

先ほども述べましたが、タブレットは画面サイズが大きいだけで、機能はスマートフォンとあまり変わりません。ですから、「大画面」にフォーカスすることでタブレットを活用できます。

画面が小さなスマートフォンで長時間にわたって動画を観たり、Kindleのような電子書籍の文字を読んだりすると目が疲れますが、タブレットならばそのような心配はありません。

特にdtab d-01Hにはブルーライトカット機能が搭載されているため、さらに目の負担を軽減できます(ただし、画面が暗くなります。ブルーライトカット機能はオフに設定することもできます)。

「乙嫁語り」ページを単行本と楽天Koboアプリで比較

上の写真は、電子書籍ストア・楽天Koboで購入した漫画「乙嫁語り 1巻」をdtab d-01Hで表示し、紙の書籍と比較したものです(森薫著「乙嫁語り 1巻」エンターブレイン、2012年、ISBN 978-4047260764)。

朝日新聞紙面と特典電子版を表示したdtab d-01H

こちらは、「朝日新聞 特典電子版」を紙の新聞に重ねたものです(2017年3月2日付・大阪本社版朝刊)。

このように、このブログではタブレットで新聞・雑誌・電子書籍を使用した際にレビューを行いましたので、よろしければお読み下さい。

dtab d-01Hの性能

dtab d-01Hの性能を、docomoとHuaweiの商品ページから引用します。

項目内容
サイズ高さ約173mm × 幅約240mm × 厚さ約7.3mm
重さ約498g
連続待受時間LTE:約940時間、3G:約1060時間
実使用時間約116.1時間
充電時間約320分(急速充電不可)
バッテリー容量6500mAh
画面サイズ約10.1インチ(対角線、約25.654cm)
解像度1920×1200ピクセル(WUXGA)
カメラメイン:1300万画素(AF)、イン:500万画素
対応周波数2GHz、1.7GHz、800MHz (Band 1, 3, 19)
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac 準拠
テザリング2.4GHz、最大8台
OSAndroid 5.1
CPUHisilicon Kirin 930 オクタコア 4 x A53@2.0GHz + 4 x A53@1.5GHz
ROM16GB
RAM2GB
対応SIMカードスロットMicro SIM(ドコモminiUIMカード)
外部端子microSDXCカード(128GBまで対応)、イヤホンジャック、マイクロUSB
センサー照度センサー・加速度センサー
テレビフルセグ対応

特筆すべき点について説明します。まず、dtab d-01Hは通話・おサイフケータイに対応していません(10インチタブレットで通話したりおサイフケータイを使ったりするのは変なので必要ないと思いますが……)。

また、「加速度センサー」が搭載されていますが、これは端末の回転を測定する「ジャイロセンサー」ではありませんので、ポケモンGOのARモードには非対応です

その一方で、解像度は1920×1200ピクセルと高めですし(この数値が高いほど画面がきれいに見えます)、フルセグのテレビ放送に対応しており、アメリカ・ハーマン社のClari-Fi技術と4つのスピーカーによる高音質を実現しているなど、dtab d-01Hは動画・音楽再生に特化したタブレットであることがわかります。

画面サイズ10インチと大きいため、重量も498gに達しています。iPhone 7は138g、iPhone 7 Plusは188gですから、約3倍ですね。持ち運びには適していません。

CPUはHuaweiの子会社・Hisiliconが開発した「Kirin 930」です。聞き慣れないCPUですが、オクタコアで2.0GHz+1.5GHzですから、性能はなかなか良いのではないでしょうか。

実際に「Antutu」というベンチマークアプリでdtab d-01HのCPU性能を測定してみました。

dtab d-01H Antutuスコア

dtab d-01HのAntutuスコアは「約5万」でした。iPhone 7とiPad Proは約18万、iPhone 6sは約13万、Galaxy S7 edgeは約14万、Huaweiが2016年12月に発売したMediaPad M3は約9万です。

このスコアだけ見ればdtab d-01Hの性能は低いですが、2万円未満の格安タブレットの中ではかなり優秀です。たとえば、2016年6月にHuaweiが発売したAndroid 5.1・画面10.1インチのMediaPad T2 10.0 Proは、新品価格が約2万5千円でAntutuスコアは約4万です。

一概には言えませんが、約5万というAntutuスコアは「ウェブ閲覧や動画再生ならばまったく問題ないが、『デレステ』のように3Dを多用するゲームのプレイは厳しい」というレベルです。

ですから、dtab d-01Hは「音楽・動画・電子書籍を快適に楽しみたいけれど、外には持って行かないし、そこまで高性能でなくても構わない」という方におすすめの10インチAndroidタブレットです。

中古タブレットを購入する方法

先ほども述べたように、dtab d-01Hは基本的に中古で購入するしかありません。

ハードオフやAmazonにも中古が出回っていますが、「ヤフオク」「ラクマ」「メルカリ」のようなオークション・フリマサイトならば、個人からお得に買うことができます。

これは中古スマートフォン購入時にも当てはまることですが、dtab d-01Hのような中古タブレットをオークション・フリマで購入する際には以下のような点に注意が必要です。

  • 商品状態を説明文と画像で確認し、不明点があれば出品者に質問する
  • 出品者が信頼できる人物か、「評価」欄で確認する
  • IMEIを携帯電話会社のサイトで入力し、通信可能かどうか確かめる

1番目と2番目は「相手が信頼できるかどうか」ということですから、一般的な商取引と変わらないと思います。

3番目のIMEIですが、これは携帯電話・タブレットに付与される識別番号です。最初の購入者が端末代金を滞納したりすると、3G・LTEの通信制限が行われてしまいます。たとえ中古品の購入者に非がなくても、IMEIの通信制限を解除することはできません(ただし、Wi-Fiによる通信は可能です)。

ヤフオク・メルカリ・ラクマなどに出品される中古スマートフォン・タブレットの商品ページには、必ずIMEIが記載されています(記載がなければ規約違反です)。そのIMEIをコピーして通信会社のページに入力すると、通信制限がかかっているかどうかを確認できます。

今回ご紹介しているdtab d-01Hはdocomoの機種ですから、こちらのページでIMEIの通信制限を確認できます。

ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト

こちらのページで ○ (丸)印が表示された端末は、中古を購入しても問題なく通信できます。

一方、 △ (三角)が表示されるのは「前の所有者が分割払い中であり、滞納した場合は通信制限がかかる可能性がある」という状態です。滞納が起きると後述の「赤ロム」( × 印)になりますから、買わないほうが無難です。

IMEIの通信制限がかかった状態は「赤ロム」と呼び、通信事業者の判別ページでは × (バツ)印で表記されます。Wi-Fi通信だけは可能ですが、3G・LTE通信はできませんのでご注意下さい。

dtab d-01Hの中古品は、こちらのサイトで購入できます(関係ない商品が表示されることもありますので、ご注意下さい)。

dtab d-01Hの設定方法

dtab d-01HはAndroidタブレットですから、設定方法・操作方法は一般的なAndroidスマートフォン・タブレットと同じです。ここでは、初期設定について簡単に紹介します。

SIMカードの挿入とAPN設定

MVNOの「格安SIM」を使って3G・LTE通信を行う場合は、購入後にピンをSIMスロットの穴に挿してスロットを開けます(ピンがない場合は「ゼムクリップ」の先端で代用できます)。

dtab d-01HのSIMスロット

SIMスロットにSIMカードを装着してから、スロットをdtab d-01H本体に差し込みます。

電源を入れると「ドコモサービス」の設定画面が表示されますが、今は「設定しない」を選び、先に格安SIMとWi-Fiの設定を行いましょう。

dtab d-01Hホーム画面・通知領域スライド

ホーム画面の最上部から下に指を動かす(スライドする)と、通知領域が表示されます(この画面では「通知はありません」と表示されています)。

わかりにくいですが、この通知領域の右上にある「歯車のマーク」をタップすると、設定画面に入ることができます。

dtab d-01H設定画面

設定画面の「無線とネットワーク」欄にある「その他」という項目をタップします。「その他」画面では、「モバイルネットワーク」と「アクセスポイント名」を選びます。

dtab d-01H APN設定画面

「APN」という画面になりますので、画面の下にある「メニュー」を押してから、「新しいAPN」をタップします。

dtab d-01H アクセスポイントの編集画面

契約している「格安SIM」の説明書に従って通信設定を行ってください。設定が完了したら、画面右下の「保存」を選択します。

dtab d-01H APN設定画面・So-netに変更

設定したばかりの「格安SIM」のAPNにチェックを入れれば、その格安SIMによる通信が可能になります。

なお、APNの設定直後は「LTE通信できず、3Gになってしまう」という現象が発生することがあります。その場合は、一旦「機内モード」にして通信を遮断してからすぐに解除するか、再起動すれば、LTEで通信できるようになります

dtab d-01H 通知領域メニュー

機内モードの設定は、画面を一番上からスライドさせて通知領域を表示し、その通知領域をさらに下にスライドすることで表示されるメニューから行えます。再起動は電源ボタン長押しで表示されるメニューから行ってください。

Wi-Fi設定

Wi-Fi設定はAPN設定より簡単です。「画面を上から下にスライドし、歯車マークを押して設定画面を表示」し、左上の「Wi-Fi」を押してから、接続したいWi-Fiアクセスポイントを選んでパスワードを入力するだけです。

Googleアカウントへのログイン

Androidアプリを利用するには、Googleアカウントへのログインが必要です。YouTubeやGmailなどのアプリを起動して、ご自分のGmailアドレスとパスワードを入力してログインしてください。

ランチャー(ホームアプリ)の変更

dtab d-01Hはdocomoが発売したタブレットですから、docomoアプリがプリインストールされています。

dtab d-01Hホーム画面

ランチャー(ホームアプリ)もdocomoオリジナルの「docomo LIVE UX」ですが、はっきり言って使いにくいです。「Nova Launcher」など、別のランチャーに変更しましょう。

画面の一番上を下にスライドして通知領域を出したら、歯車マークを押して設定に入ります。画面中ほどにある「アプリ」の欄にある「アプリを管理」を選んでください。

dtab d-01Hアプリ管理画面

画面左下の「デフォルトアプリの設定」を選択します。

dtab d-01Hデフォルトアプリの設定画面

「デフォルトアプリの設定」画面になります。ここで「ランチャー」を選ぶと、ホームアプリを変更できます。私は「Smart Launcher Pro」にしました。

dtab d-01Hデフォルトアプリの変更・ヒント

このように「デフォルトのランチャーを変更すると、消費電力が増加する場合があります」と表示されますが、構わずに「変更」を押しましょう。この後に画面の一番下にある ○ (ホームボタン)を押せば、ホームアプリを変更できます。

dtab d-01Hホーム画面・Smart Launcher Pro

無事にホームアプリをSmart Launcher Proに変更できました。

docomoアプリはアンインストールできない

先ほどもお話ししたように、dtab d-01Hはdocomoが販売するタブレットですから、docomoのアプリがあらかじめインストールされています。docomoアプリはアンインストールできません。

さらに、「アップデート確認失敗」や「しゃべってコンシェル」(ひつじのしつじ)など、たとえ使っていなくてもdocomoアプリ・docomo IDからの通知が頻繁に表示されます。

dtab d-01H通知領域のメッセージ

このような通知は、通知領域の右側にある 三 のようなマークを押すことで、すべて一括で消去できます。

ただ、これらの通知を受け取らないように設定することはできません。dtab d-01Hに限らず、docomo・au・SoftBankが販売するほとんどのスマートフォン・タブレットが同様ですから、「安くて性能が良いから仕方がない」と思うしかありません。

ですが、docomoサービスを消去できないことを除けば、中古のdtab d-01Hは動画視聴・電子書籍に興味がある方におすすめできるタブレットです。

2ヶ月使用後のレビュー…結局上位機種に買い替え(2017年8月11日更新)

実は、このページのタイトルに入れた「おすすめ」という言葉に反するのですが、中古で購入したd-01hは2ヶ月で売却してしまいました

2017年3月上旬に使い始めて、4月末に売りましたから、本当にちょうど2ヶ月くらいですね。

買い換えたのは(中古の)iPad Air 2ですが、iPad Air 2にも不満があったため、1週間で売りました

結局、5月上旬にd-01hと同じHuaweiの「MediaPad M3 (Wi-Fi)」を購入し(しつこいですが、これも中古です)、その後は特に不満もなく使い続けています。

d-01hの何が不満だったのか?

正直言って、d-01hはそれなりに良い機種だと今も思っています。ウェブサイトを閲覧したり、動画を観たりするだけならば何の問題もありません。

ただ、所有欲が満たされるか? というと、以下のような理由で肯定できなかったんですね……。

  • デザインが野暮ったい
  • OSが古い(2015年リリースのAndroid 5.1)
  • 本体の重量が498gと重い
  • Huawei製品なのにEMUIを使えない
  • 格安SIMを『使える』

まずデザインですが、このページの写真をご覧頂ければわかるように画面の周りに太い枠がありますし、写真は載せていませんが裏側も「平べったい感じ」でした。

OSは別にAndroid 5.1 でも困らなかったのですが、どうせなら最新のAndroid 7.0にしたいですよね。

498gという重さは、私の力では持っていても辛くはありませんが(男です)、「ふとした時に気軽に持ち上げる」という気持ちにはなれませんでした。

そして、先ほどご紹介したようにd-01hではホームアプリを変更できますが、Huawei独自のEMUIは使えません。EMUIとは、一言で言えば「iPhoneっぽいシンプルなレイアウト」です。

私はiPhoneよりもAndroidのほうが好きですが、ホーム画面だけはシンプルなiPhone・iPadのほうが使いやすいと思います。

そして、これはd-01hではなく私の問題ですが、格安SIMで通信できても、タブレットを外に持って行かないので無駄に感じるようになったということです。どうせ自宅でしか使わないのですから、Wi-Fi専用のほうが無駄がなくて気分が良いです。

音はiPad Air 2よりも良かったです。繰り返しますが、動画再生が主な目的ならばd-01hで何の問題もありません。

買い換えたiPad Air 2と『スピード離婚』した理由

短くなりますが、買ってから1週間で売ったiPad Air 2の不満にも触れます。

まずは、d-01hと同じくデザインですね。こちらも枠が太くて野暮ったいです。

あと、画面の縦横比率が4:3なので、動画を再生すると黒帯が入ってしまうことも大きな不満でした。画像は載せませんが、「昔のテレビ」で横長の映画を観るようなものだと想像してください。

極めつけはスピーカーで、奥行きも広がりもない、きれいだけど単調な音でしたね。音質はiPad Air 2よりもd-01hのほうが良かったです。

そして、デザイン・画面・スピーカーという3大不満を解消してくれたのが、MediaPad M3でした。

MediaPad M3は何が良いのか? 簡単にレビュー

結論を先に言うと、先に挙げたd-01hの不満が全て解消されているということです。

このページの最初の方に書いたように、d-01hは決して悪くはありませんが、『Androidタブレットで充分』というレベルの製品です。

一方のMediaPad M3はどうかと言うと、『これで充分』どころか「iPadよりも遥かに良い。これでなければならない」というほど高レベルなタブレットでした。

まず、こちらの写真をご覧下さい。スタイリッシュで高級感があるデザインです!

Huawei MediaPad M3 表・裏の外観

写真ではお伝えできませんが、画面も本当にきれいで、まるで絵画を眺めているようです(褒めすぎ?)。

音も、飽くまでも「タブレットとしては」ですが、d-01hと同様になかなか良いですよ。高音・低音を明確に区別できますし、クラシック音楽を再生するとなかなか臨場感があります。

画面サイズは8.4インチとd-01hより小さいのですが、その分、画素の密度が高いので高画質です。

薄さ7.3mm、重さ310gで持ちやすい点も大きなメリットです。これならば「気軽に持ち運びたい」と思うことができるギリギリの大きさです。

スペック表は載せませんが、特徴は次のような感じです。

  • Wi-Fiは混信しにくい5GHzに対応
  • 画面サイズは8.4インチ、解像度2,560 x 1,600ピクセル。2K動画の再生が可能
  • 4 GHzのSoC(CPU)、Kirin 950と4GB RAM搭載で、画像が多いページやGoogle Mapsも軽快に動作する
  • 2017年7月のアップデートでAndroid 7.0に対応

というわけで、過去には辛い別れがありましたが、今はMediaPad M3と一緒に幸せな生活を送っています(何の話だ)。

「d-01hのレビュー」を読みに来て下さった方には申し訳ありませんが、私にはMediaPad M3のほうが合っていたようですね。

価格は結構高めですが、こちらの写真をクリックするとAmazonの販売ページに移動します。

というわけで、次はMediaPad M3のレビューです。

Huawei MediaPad M3レビュー。Android 7.0の変更点と不具合は?

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