HapitasのVisaプリペイドPolletは即日ポイント交換がメリット
Hapitasと提携するVisaプリペイドカード・Polletが登場
2017年3月7日、有名ポイントサイトのHapitas(ハピタス)がVisaプリペイドカード・Pollet(ポレット)の発行受付を開始しました。
正確にはHapitas自身ではなく「株式会社オズビジョン・Pollet株式会社・株式会社セディナ」の3社が主体となって発行するものですが、現在PolletにはHapitasしか提携サイトが存在しないため、実質的に「HapitasのVisaプリペイドカード」となっています。
Polletの特徴は、「Hapitasポイントを即日チャージでき、0.5%分が上乗せされる」ということです。Visaプリペイドとして決済した際のポイント還元はありません。
「初回チャージ5%増量」に期待してはいけない
さて、Polletは2017年3月7日から2017年5月31日までの期間限定で「初回チャージで5%増量」キャンペーンを行っていますね。
そして、Polletにチャージできる上限金額は100万円です。
これだけ読むと「クレジットカードで100万円チャージすれば105万円になるのか!」と期待してしまいますが、それは不可能です。
なぜならば、Polletの初回チャージはHapitasポイントで行うことしかできないためです(正確にはHapitasだけではなくPolletの提携サイトですが、現時点ではHapitasのみです)。
Polletのリリースと同時にHapitasポイントは月に30万ポイントまで交換することが可能になりましたので、仮に30万ポイントお持ちであれば315,000円分のチャージを行うことができます。
ただ、ほとんどの方は数百ポイント、多くても1万ポイント程度しかお持ちではないのではないでしょうか? 私もPolletの初回チャージは877ポイントでした。5%増量されて920円になりました。
もちろん、「毎月のようにクレジットカードや証券会社の口座開設を申し込んでいる」という方はHapitasに数十万ポイント貯まっているでしょうから、5%の上乗せはなかなか魅力的ですね。
還元率は低いが「Hapitasポイントを即日交換できる」ことがメリット!
初回チャージのキャンペーンを除けば、還元率はチャージ時に上乗せされる0.5%だけです。
Hapitasポイントからの交換のみならずクレジットカードからのチャージも行えますが、セディナ以外のクレジットカード・ペイジーでのチャージには1回につき300円の手数料がかかるので、数万円分チャージするという場合でもなければお得になりません。
ただ、Hapitasポイントを即日(最短で2時間程度)で交換できることはメリットであると言えますね。
また、先ほどの私の初回チャージの画面をご覧頂けばわかりますが、どうやらPolletにはHapitasポイントを1円単位で交換できるようです。Pexに交換する場合は300円単位になり、端数が発生してしまいますから、このような細やかな対応は嬉しいところです。
申し込みは専用アプリから。本人確認書類も必要
Polletは飽くまでも独立したサービスですから、Hapitasのサイト上から申し込むことはできません。スマートフォンのApp StoreまたはGoogle Playで「Pollet」というアプリをダウンロードして手続きを行う必要があります。
私は「PolletアプリでHapitasのメールアドレスとパスワードを入力すれば発行手続きが完了するのだろう」と高をくくっていましたが、大間違いでした! 以下のようなものを事前に用意しておかなければなりません。
- Hapitasのメールアドレス・パスワード・「秘密の質問」の答え
- カード暗証番号(数字4桁)
- Polletのパスワード(半角英数字8〜12桁)
- 氏名・性別・生年月日・郵便番号・住所(自動入力されない)
- 本人確認書類の写真(運転免許証、健康保険証、パスポート、身体障害者手帳、在留カード、特別永住者証明書のうち1点)
もちろんアプリを立ち上げながら暗証番号・パスワードを考えたり、免許証の写真を撮ったりすることもできますが、結構面倒ですので事前に揃えておくことをおすすめします。
受け取り後にも手続きが必要
私は3月22日の午前11時頃にアプリでPolletの発行を申し込み、3月30日の午後に郵便受けに投函されていたカードを受け取りました(配達員が玄関まで来ることはありません)。
注意しなければならないのは、Polletカードを受け取ったらアプリで手続きを行わなければならないということです。といっても、指示に従って番号を入力するだけですから、簡単です。
Polletアプリを起動して、赤い「使いはじめる」ボタンをタップします。
カード裏面に記載された「会員番号」と、申し込みの際に登録したPolletパスワードを入力します。なお、「会員番号」はVisaプリペイド番号ではありませんので気を付けてください。
これだけでカード認証が完了します。以降のHapitasポイント交換も、このPolletアプリで行います。Visaデビットなどと同じようにアプリ上で明細を確認できて便利ですね。
カード表面の名義が「POLLET MEMBER」となっているのが気になるところですが、店舗でVisaプリペイドとして問題なく使うことができます。
Polletは還元率こそ低めですが、Hapitasユーザーならば持っておいて損はないVisaプリペイドカードです。