iPhone用9Hガラスフィルムは100円ショップで買える
9H硬度のiPhone用ガラスフィルムは100均で売られている!
2015年頃までは携帯電話・スマートフォンの画面保護フィルムはビニールのようなTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材が一般的でしたが、強化ガラスフィルムも増えてきました。
「薄くて耐久性がある強化ガラスフィルムなんて高そう……」と思ってしまいますが、9H硬度のiPhone用ガラスフィルムは100円ショップでも売られています(税込110円です)!
こちらは大阪に本社がある100円ショップ「ワッツ」(Watts)で販売されているiPhone用9Hガラスフィルムです。iPhone 7やPlus、iPhone SE(初代)など、画面サイズに応じて4種類ありますね。
上の写真は2017年3月のものですが、もちろんiPhone 15など最新機種に対応したガラスフィルムも、キャンドゥやセリア、ダイソーなど多くの100円ショップで販売されています(地域や在庫状況により販売されていないケースもあります)。
2017年3月時点では、iPhone 7 Plus用の9Hガラスフィルムは東京都台東区の「コアウェーブ株式会社」、ほかの3種類は三重県伊賀市の「山田化学株式会社」が販売元でした。GoogleとYouTubeで検索したところ、2016年8月頃からiPhone用9Hガラスフィルムを販売する100均が増えているようです。
iPadやAndroidスマートフォン用のガラスフィルムは少ない
Androidスマートフォン・タブレット用のガラスフィルムは、機種が多すぎて対応できないためか100均での取り扱いはありません。
私はAndroidスマートフォンとタブレットを使うことが多いので、ガラスフィルムは中国通販のAliExpressで買っています。
iPad用のガラスフィルムはダイソーなど一部店舗で売られていることがあるものの、100円ではなく300円(税込330円)などやや高くなります。
iPhone用ガラスフィルムの「9H」とは何か?
ガラスフィルムの9Hとは「9Hの鉛筆の芯でこすっても傷が付かないレベル」です。
上記の三菱鉛筆のサイトには「HはHARD(ハード:かたい)、BはBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほどうすくかたい芯を示し、反対にBの数字が多いほどこくやわらかい芯を示します」と記載されています。
22段階の硬度のうち最も硬いのが10Hの鉛筆で、1段階柔らかいのが9Hです。つまり、9Hとは世界で2番目に硬い鉛筆を指します。
よって9H硬度のガラスフィルムとは「9Hの鉛筆でこすっても傷がつかないレベル」です。
100円ショップのiPhone用ガラスフィルムを貼ってみた!
では、100円ショップ「ワッツ」で購入したiPhone 6/6s/7用の9H硬度ガラスフィルムをiPhone 6sに貼り付けてみます(2017年3月20日時点の情報です)。
パッケージには「Wipes」(画面拭き)と「Dust-absorber」(ホコリ取り)が入っています。Wipesのうち、まず緑色の「Wet 1」で画面を水拭きし、赤い「Dry 2」で液体を拭き取り、それでも残ったホコリは「Dust-absorber」で取る方式です。
こちらが100円ショップの9Hガラスフィルムを貼ったiPhone 6sです。「Spigen Ultra Hybrid」という透明ケースを付けても問題なくフィルムを貼れましたし、見た目もきれいです。
ただ、ガラスフィルムはiPhone画面全体ではなく端ギリギリで途切れており、ガラスフィルムの端が少し浮いています(パッケージにも注意書きがあります)。そのためケースを付けられますが、隙間ができてしまうため完全な防御とはなりません。
iPhoneは画面の端がわずかに湾曲している(エッジになっている)ため、ガラスフィルムが画面全体を覆わないのは仕方がありません。
また、「指紋防止」とパッケージに記載されていますが、実際は指紋が付くのでメガネ拭きなどによる手入れが必要です。
それはともかく、9H硬度の強化ガラスフィルムがあればiPhoneの画面が割れる心配は少なくなりますし、税抜100円(税込110円)で買えるのは嬉しいですね。
なお、iPhoneの落下テストは行いませんのでご了承ください!