このページは2022年4月19日に掲載したものです。
J:COM版Galaxy Tab A SM-T510の外観とスペック
Galaxy Tab A SM-T510は、日本ではケーブルテレビサービスのJ:COMが2019年11月から加入者に向けて販売していました。我が家はJ:COMに加入していませんが、私はインターネットのフリマで中古品を購入しました。
およそ1年間使った感想は「悪くはないが、動画視聴がメインなら他のタブレットでも良い」です。
では早速、Galaxy Tab A SM-T510の箱と本体をチェックしましょう。

日本正規品・J:COM版のGalaxy Tab A SM-T510は箱の左上に「Galaxy」と記載されています。グローバル版は「SAMSUNG」です。

Galaxy Tab A SM-T510と、同じく10インチのAndroidタブレットであるHUAWEI MediaPad T5を並べました。長辺のベゼルはGalaxy Tab A SM-T510のほうが幅がスリムですね。

厚さも、Galaxy Tab A SM-T510のほうがわずかに薄いです。
Galaxy Tab A SM-T510のスペック
次にスペックを見ていきます。
項目 | 内容 |
---|---|
型番 | SM-T510 |
ディスプレイ種別 | 液晶 |
画面サイズ | 10.1インチ |
解像度 | 1920 x 1200 ピクセル |
サイズ | 149.4 x 245.2 x 7.5 (mm) |
重量 | 469 g |
入出力端子 | USB Type-C |
ヘッドホン端子 | 3.5 mm ミニジャック |
スピーカー | Dual Stereo, Dolby Atoms対応 |
OS | Android 9 |
CPU(SoC) | Samsung Exynos 7904 オクタコア(1.8 GHz/2コア+1.6 GHz/6コア) |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
microSD | 最大512GB |
SIMカード | 非対応 |
リアカメラ | 800万画素 |
フロントカメラ | 500万画素 |
バッテリー駆動時間 | 動画13時間、音楽128時間、インターネット13時間 |
バッテリー充電時間 | 220分(3時間40分) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯) |
Bluetooth(R) | v5.0準拠 |
AnTuTuスコア(v7) | 約107,000 |
2019年発売の機種であるため、AnTuTuスコアは約107,000と低めです。3Dゲームのプレイはほぼ不可能、電子書籍のページめくりもやや遅いレベルです。
ペンを使った操作にも対応していないので、ノートを取ったり絵を描いたりもできません。
ただし動画と音楽に特化したタブレットと考えれば、スペックはそれほど悪くありません。ディスプレイは有機ELではなく液晶ですが、画質は比較的良い(映画・ドラマの暗い場面もはっきり見える)と感じました。
Wi-Fiは5GHz帯に対応していますし、USB端子も取り外ししやすいType-Cですので廉価モデルとしてはがんばっています。
Galaxy Tab A SM-T510の特徴と残念な点
Galaxy Tab A SM-T510はJ:COMが販売していたタブレットです。そのため、最大の特徴はJ:COM関係のアプリが多数プリインストールされていることです。

ユーザーが手動でアンインストールすることもできますが、手間がかかるので、あまり気持ちの良いものではありません。
UIはGalaxy標準のOne UI。スマホとの連携も便利
J:COM版Galaxy Tab A SM-T510のユーザーインターフェース(UI)は、多くのGalaxyスマートフォンと同じ「One UI」です。標準のAndroid OSがさらに使いやすくなっています。

たとえば、ホーム画面に並ぶアプリのアイコンは「iPhone/iPadと同じように全てホーム画面に並べる形式」と、Androidでは標準的な「一部だけホーム画面に置き、残りはドロワーに収納する形式」を選択可能です。
また、iPhone/iPadと同じく、設定すればGalaxyスマートフォンとタブレット間で写真(画像)を共有できるのも便利でした。
スピーカーの位置が明らかにおかしい
一方で残念だったのは、スピーカーの位置がおかしく、音楽が片側からしか聴こえないことです。

この写真のように、画面の片方にしかスピーカーがありません。もちろんスピーカーの音はステレオではありませんし、こもった感じに聞こえます。
HUAWEIは廉価モデルである前述のMediaPad T5でも(タブレットとしては)非常に良い音でしたが、JCOMのGalaxy Tab A SM-T510は「ひどい音ではないが、良くもない」という印象です。
イヤホンを使えば気にならなくなりますが、Galaxy Tab A SM-T510のスピーカーで音楽を聴く時は気になります。
J:COM版Galaxy Tab A SM-T510は買うべき?
結論ですが、J:COM版のGalaxy Tab A SM-T510は「どうしても安いGalaxyタブレットが欲しい」という人以外にはあまり魅力がない機種です。
2022年4月現在、Galaxy Tab A SM-T510は既にJ:COMでは販売されていないため、フリマかオークションで中古を購入することになります。
中古価格は、比較的状態が良いもので税込・送料込で13,000円程度です。
ただ、OSがAndroid 9でAnTuTuが100,000点程度の機種に1万円以上払うのは合理的ではないと思います。
2025年9月5日追記:3万円台と少し高くなりますが、Galaxy Tab A9+のほうが良いと思います。プリインストールアプリなしですし、クアッドスピーカーとイヤホンジャック搭載で音楽もストレスなく楽しめます。
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