韓国農心のノグリラーメンと辛ラーメンの違い
お知らせ
このページは2016年1月21日に公開した内容を再編集したものです。現在は古くなった情報、不正確な情報が含まれます。
農心のノグリラーメンは日本では見かけない?
私は韓国の食品会社・農心が運営する「辛ファンクラブ」の会員で、定期的に新商品などのサンプルを受け取ることができます。サンプルのみならず、辛い韓国料理が好きということもあり、普段から辛ラーメンをはじめとする農心の商品を購入しています。
2023年11月28日追記
「辛ファンクラブ」は農心主催のプレゼント企画への当選後、賞品パッケージに同封された申込書に記入すれば入会できました。毎年数回、一度に2食程度のサンプルが送付されましたが、2019年頃に終了しました。
ただ、2011年頃から約5年間、農心の商品を購入し続けているのに一度も店頭で見かけたことがなく、サンプルも送られてこない商品があります。韓国語で「タヌキ」という意味の「ノグリラーメン」です。
ジャガイモを練り込んだ「カムジャ麺」、弾力があっておいしい「ふるる冷麺」、2015年の新商品「チャーワン」など、農心の商品は数多く食べてきましたが、なぜかノグリラーメンだけはインターネットで韓国版の製品情報を目にするだけで、一度も食べる機会がありませんでした。
そこで、日本からでもインターネットで購入できないかと思って調べると、楽天市場で売られているのを見付けました。一食だけだと送料がもったいないですし、楽天スーパーポイントが余っていたこともあり、ダンボール一箱分、合計30食も買ってしまいました。早速、食べてレビューします。
ノグリラーメンが届いた!
楽天で買ったノグリラーメンがダンボール箱で届きました。さすがに30食も入っているので大きいですね。
こんなにノグリラーメンが入っています。数ヶ月は楽しめそうです!
2016年、日本でもノグリラーメン販売開始?
……と、ここまで、「ノグリラーメンは日本の店頭では買えない」と書きましたが、2016年1月20日に近所の「業務スーパー」に行ったところ、ほかの農心商品と一緒にノグリラーメンも陳列されていました。
私は2015年12月以前にスーパーマーケットで農心のノグリラーメンを見かけたことがありません。正確なことはわかりませんが、2016年1月から日本でも売られるようになったのでしょう。
2023年11月28日追記
記事掲載後、コメント欄で「ノグリラーメンは1980年代から東京都内の韓国物産展で売られている」「20年以上前からカルディで売られている」などのご意見を頂きました。コメントは新サイト移行に伴い削除済みです。
ノグリラーメンと辛ラーメンの味の違い
早速、届いたノグリラーメンを調理します。
片仮名で「ノグリ」と書かれているように、韓国版とアレンジが異なる日本版のノグリラーメンです。
ハングルは「얼큰한」(ピリピリする)「국내산 청정다시마사용!」(国内産 清浄昆布使用!)という意味です。「国内」とは、もちろん「韓国国内」ですね。
パッケージを開封しました。麺とスープ、かやく(具)という構成は辛ラーメンなど他の農心商品と違いません。麺の上に載っているのは昆布です。
ノグリラーメンを調理します。調理といっても辛ラーメンと同じく「麺とスープと具を一度に鍋に入れて約5分間煮込む」という簡単なもので、「麵だけを煮て、器に入れた液体スープと鍋のお湯だけを混ぜる」といった日本のインスタントラーメンの複雑な作り方とは違います。
ノグリラーメンができたので早速食べてみます。結論を述べると、予想以上においしくて、また食べたいと思える味でした!
2023年11月28日追記
もうちょっと具をアレンジするとか、写真をおいしそうに撮るとか工夫のしようがあったのですが、この頃の私はブログを開設したばかりでそういったことを考えられませんでした。
ノグリラーメンと辛ラーメンの麺、スープ、具の違いは?
辛ラーメンとの違いですが、ノグリラーメンは麺が太めでツルツルしており、ラーメンというより「細うどん」のような食感でした。実際、日本の通販サイトでは韓国版を「ノグリうどん」という名称で販売しているところもあります。
スープの辛さも違い、「チゲラーメンより辛く、辛ラーメンほど辛くない」という印象です。「韓国の激辛料理」としては物足りないですが、これはこれでマイルドな辛さでおいしいです。以前インターネットで「ノグリラーメンは辛ラーメン以上に激辛だ」という文言を見かけた気がするのですが、私の勘違いでしょうか?
ノグリラーメンにはワカメが多く含まれており、いかにも海鮮ラーメン(うどん?)といった感じです。ワカメが太麺になめらかな味のアクセントを与え、のどごしを良くしてくれました。ただ、パッケージに記載された「海鮮エキス」の味は感じられません。
また、パッケージに「国内産清浄昆布」と大々的に書かれた昆布は、煮込んでもあまり柔らかくならず、味もそれほど良くないので、無いほうが良いのではないかと思います。
ノグリラーメンは「買い」です!
いろいろと文句もつけましたが、先に述べたように、ノグリラーメンは何度も食べたくなるおいしさです。
同じ農心の辛ラーメンが「韓国らしい激辛を追求したエネルギッシュな味」なのと違い、ノグリラーメンはちょっと優しくて、繊細さも感じられる味です。海藻が多いところも評価できます。
「農心などの韓国ラーメンに興味があるけれど、辛すぎるのはちょっと……」という方には、「優しい海鮮味」という辛ラーメンとの明確な違いがあるノグリラーメンがおすすめです。