目次
- フレッツ光プロバイダーはBB.exciteの税込550円が最安値、IPoE対応でも700円台
- 月額500円でIPv6 IPoEを使えるQitが終了!(2016年8月)
- BB.exciteの申し込み方法
- フレッツ光HGW(ONU)のプロバイダー設定
- フレッツ光プロバイダーBB.exciteのスピードテスト結果
フレッツ光プロバイダーはBB.exciteの税込550円が最安値、IPoE対応でも700円台
最初に結論を述べますが、2017年11月以降はフレッツ光プロバイダーで最も月額料金が安いのはBB.exciteの税込550円(税抜500円)で、2023年12月時点でも最安値はBB.exciteのまま変わりません。
また、IPoE対応プランもBB.exciteの税込770円(税抜700円)が多くの場合で最安値です。
ただし、フレッツ光・マンションプランのIPoE対応プロバイダーでは、DTIの税込748円(税抜680円)が最安値です。まとめると……
- マンションでIPoE対応ならDTIの税込748円(税抜680円)が最安値
- それ以外はBB.exciteの税込550円(税抜500円)またはIPoE対応の税込770円(税抜700円)が最安値
となります。各プロバイダーへのリンクは以下の通りです。
詳細なサービス内容は各プロバイダーのサイトをご覧ください。なお、BB.exciteは楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)で決済可能でした。
また、DTIはクレジットカードに加えて口座振替も可能です。
BB.exciteのIPoEプランには対応ルーターが必要
なお、BB.exicteのフレッツ光IPoE対応プランはDS-Lite(transix)という規格を採用しているため、NTT東日本・西日本のホームゲートウェイ(ONU)とは別にルーターが必要です。
一方、DTIのフレッツ光IPoE対応プランはv6プラス対応なのでNTT東日本・西日本のホームゲートウェイ(ONU)のみで通信できます。
このページでは詳細を省きますが、詳しくは以下のプロバイダー公式サイトをお読みください。
月額500円でIPv6 IPoEを使えるQitが終了!(2016年8月)
(以下は私がフレッツ光のプロバイダーのみ変更するきっかけとなった出来事です)
私は今までNTT西日本のフレッツ光ネクスト隼と、Qit(クイット)という格安プロバイダーを契約していました。Qitの知名度は比較的低いですが、月額500円(税込540円)のプロバイダー料を払うだけでIPv6 IPoEによる接続が可能でした。
IPv6 IPoEとはフレッツ光の新しい通信方式で、対応プロバイダーの中では500円のQitが最安値でした。ところが、2016年10月31日でサービスを終了するという通知が、7月下旬に電子メールで、8月上旬には郵便で届きました。
2016年にQitの運営会社が大手プロバイダーのニフティ(@Nifty)に変更され、その際は「サービス内容の変更はありません」と案内されていましたが、1年も経たずQit自体の終了が決定しました。
ただ、Qitと@Niftyを比較すると、合計で@Niftyのほうが月額500円ほど高くなってしまいます。そこで「月額500円くらいのフレッツ光最安値プロバイダー」を探し始めました。
2016年11月、一旦@niftyに乗り換え
9月下旬に「Qitの利用者が@niftyに乗り換えれば、通常税抜950円の月額料金が約1年間税抜450円になる」という勧誘電話を受け、一旦@niftyに契約を変更しました。
2016年11月12日・土曜日の14時00分にAndroidのSPEEDTESTアプリで測定したところ、ダウンロードは91.33 Mbps、アップロードは92.03Mbpsという結果でした。Qitの時はWi-Fi接続すると上下とも30Mbps程度でしたから、大幅な改善です(有線接続ならば以前から300Mbpsほどになります)。
なお、2016年9月20日にこのブログの読者の方から「乗り換え先のプロバイダをレビューして欲しい」という内容のメールを頂きましたが、見落としていました。Yさん、申し訳ありません!
2017年10月、BB.exciteに乗り換え。2022年5月にはi-revoがプロバイダー終了
およそ一年が経った2017年10月、ようやくBB.exciteに乗り換えました。
なお、このページでは当初BB.exciteと同じ月額税抜500円(2017年時点では税込540円)のフレッツ光対応プロバイダーとして「i-revo」を紹介していましたが、i-revoも2022年5月末にプロバイダーを終了しました(私はi-revoを契約したことはありません)。
繰り返しますが、2023年12月時点のフレッツ光最安値プロバイダーは「マンションでIPoE接続するならDTI」、「それ以外ならBB.excite」です。
BB.exciteの申し込み方法
(以下のBB.excite申し込み方法は2017年10月のものですので、現在は異なる場合があります)
まずBB.exciteの公式サイトにアクセスし、ページの中ほどにある黄色い「フレッツ光の方 キャンペーン適用申込み」をクリックしてください。
「ご利用地域」(通常は住所)と「接続コース」を選びます。
NTT東日本エリアならば接続コースは1種類しかありませんが、NTT西日本エリアでは「フレッツ光ネクスト・ライト」と「フレッツ・光プレミアム」のいずれかからご契約中のサービスをお選びください。
固定IPアドレスは「利用しない」、オプションサービスのメールは「購入しない」を選び、「サービス利用約款・基本説明事項に同意する(契約内容詳細はメールより確認する)」にチェックを入れて、「エキサイトIDを新規登録」を押してください(既にエキサイトIDをお持ちの場合は、「エキサイトIDでログイン」です)。
登録を希望するID、パスワードなどを入力し、「利用規約に同意してエキサイトIDを登録」ボタンをクリックします。
エキサイトIDの登録が完了したら、オレンジ色のボタン「ご利用中のサービスに戻る」をクリックしてください。
サービス名が「BB.excite」、コース名が「接続サービス 500円で光ファイバーコース」であることを確認してください。なお、「任意」マークが付いているオプションサービスは契約しなくても大丈夫です。
クレジットカード番号を入力して、「利用規約に同意の上次へ進む」を押します。しかし私の場合、ボタンを押しても次のページに進めませんでした。
この場合、一度BB.excite申し込みページのトップに戻り、取得したばかりのエキサイトIDを再入力すると次のページに進めました。
トラブルがありましたが、次のページで「コース購入」をクリックするとBB.excite申し込み完了です。
最後に、「接続設定ページヘ」ボタンを押して、プロバイダー乗り換えに必要な設定の情報を確認しましょう。
わかりにくいですが、「サービス」欄の「BB.excite(ISP)」というリンク(上の画像の赤枠で囲んだ箇所)をクリックします。
「BB.excite接続サービスご契約内容」画面になるので、「インターネット接続情報」タブを開くと、上の画像のようにフレッツ光のHGW(ホームゲートウェイ、ONU)に入力するためのID・パスワードが記載されています。
BB.exciteから書面が届くことはありませんので、必ずこの画面に記載されたフレッツ接続用ID・パスワードをメモしてください。
また、先ほど入力したメールアドレスに「エキサイトID 登録完了のお知らせ」というメールが届いていますので、2時間以内に記載されたURLにアクセスして認証を済ませてください。
フレッツ光HGW(ONU)のプロバイダー設定
BB.exciteの契約が完了したら、フレッツ光のホームゲートウェイ(HGW、またはONU)でプロバイダー設定を行います。なお、IPoE対応プランは設定方法が異なりますが、今回は取り上げません。
なお、BB.exciteにプロバイダーを変更すると、今までのプロバイダーでは接続できなくなります。特定のプロバイダーからしかアクセスできないサービスを利用している場合はご注意ください。また、以前のプロバイダーを忘れずに解約してください。
フレッツ光のHGWにアクセスするためには、ブラウザで http://ntt.setup/ または http://192.168.1.1/ にアクセスします(機種によっては異なりますので、ホームゲートウェイの説明書をご確認ください)。アクセス後、IDとパスワードを入力してHGWにログインします。
HGWにログインしたら「基本設定」「接続先設定(IPv4 PPPoE)」と進み、「メインセッション」をクリックします。
BB.exciteの契約画面でメモした「接続先ユーザ名」と「接続パスワード」を入力してください。「接続先名」欄は「BB.excite」です。
最後にユーザー名・パスワードの入力後に画面下部にあるボタンを押すと、HGWが再起動し、BB.exciteにプロバイダーを変更できます。
フレッツ光プロバイダーBB.exciteのスピードテスト結果
フレッツ光のプロバイダー変更前とBB.exciteへの変更後に速度を計測しました。回線はNTT西日本のフレッツ光ネクスト・スーパーハイスピードタイプ隼で、有線接続の環境は以下の通りです。
- HP Probook 4230s
- Intel Core i3-2310M 2.10GHz
- 8GB RAM
- Linux (Lubuntu 16.04.02 LTS 64-bit)
- 1000BASE-TX(Cat 6)LANケーブル
- Studio-RadishのJavaScript版Speedtestを使用
AndroidスマートフォンでもWi-Fi(無線LAN)接続でスピードテストしました。スペックは次の通りです。
- Huawei P10 lite
- Android 7.0
- Kirin 658 1.71 GHz x 4 + 2.36 GHz x4
- 3GB RAM
- 802.11 a/b/g/n/ac
- Wi-FiルーターはTP-Link Archer C1200
まずはプロバイダー変更前の@niftyの速度です。こちらはIPv6 IPoE接続でした。2017年9月27日水曜日・14時40分頃に測定しました。
PCによる有線接続(上)、スマートフォンの無線接続(下)ともに約200 Mbpsです。「有線接続のほうが速度が安定するだろう」と思っていましたが、意外とWi-Fi接続との差はありませんでした。ただ、22時(午後10時)頃には@niftyでも30Mbps前後まで速度が低下しました。
次はフレッツ光のプロバイダー変更後、2017年10月1日・日曜日の午前9時頃のBB.exciteの速度です。
なんと、スマートフォンのWi-Fi接続のほうが有線接続よりも速いという結果が出ました。偶然、測定サイトの調子が悪かったのかもしれませんが……。
それにしても、あまり混雑していない午前9時頃とはいえ、BB.exicteは日曜日でも下り138.11 Mbps、上り213.88 Mbps、Ping 11 msが出ることを証明できました。
夜間は30 Mbpsくらいまで落ちてしまいますが、HuluやYouTubeといった動画も問題なく再生できますし、「極端に遅い」とは感じません。
ただ、リアルタイムのゲームをするならまた違う感想を抱くかもしれませんし、都道府県によっては、本当に遅いところもあるらしいので、否定的なレビューがすべて間違いであるとは言い切れません。
とにかく、私の環境(奈良県、FPSなどのゲームはしない)では問題ありませんでしたので、しばらくはBB.exciteを使い続ける予定です(追記…2022年1月になっても使い続けています。2023年12月も使っています)。
さすがに土日祝日の夜などは動画がカクカクしてしまうこともありますが、プロバイダーがどこであれ起きる問題だと思います。2023年12月以降も、フレッツ光のプロバイダーだけ乗り換えるならBB.exciteがおすすめです。