NHK新番組「ニュースーン」の正直な感想と改善策

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2024年3月7日放送「午後LIVE ニュースーン カミングすーん!」の概要と感想

2024年3月7日木曜日15時10分、NHK総合テレビで4月1日開始予定の新番組「午後LIVE ニュースーン」のパイロット版(本放送前のお試し番組)「午後LIVE ニュースーン カミングすーん!」が放送されました。本放送では約3時間の番組ですが、今回は約2時間の短縮版です。

実際に番組を視聴した私の感想は「過去のニュース映像とミニ番組の再放送が多く、オリジナルのコーナーも『天才てれびくん』のようだ。視聴者ニーズに合致しているのだろうか?」です。

出演者とスタッフの皆さんに失礼であると承知の上で述べると、「幼稚でつまらない。誰が見たいのだろう」というのが、より正直な感想です。

「午後LIVE ニュースーン カミングすーん!」タイムテーブル・番組構成

(番組内では「3時台」「4時台」と称していたが、ここでは24時間制に統一)

  • 15:10 オープニング
  • 15:12 気象情報(翌3月8日に予想されていた関東の大雪について)
  • 15:14 かけつけLIVE(東京証券取引所から中継)
  • 15:18 ニュースのおかわり(過去のニュース映像を解説付きで放送)
  • 15:28 ミニ番つまみぐい(5分程度の「ミニ番組」をそのまま放送)
  • 15:36 ネットdeアラカルト
  • 15:47 (地震速報)
  • 15:48 中継 今日のおまかせ
  • 15:55~16:05 中断(ニュース・気象情報)
  • 16:05 NEWS日替わりプレート
  • 16:17 旬の番組テイスティング
  • 16:30 中継 今日のおまかせ(15:48の続き)
  • 16:38 蔵出しセレクション
  • 16:50 おとりよせ@千葉 16:59 エンディング・4月1日からの本放送の予告

各コーナーの詳細(15時台)

まずオープニングですが、池田伸子アナウンサー、伊藤海彦アナウンサー、岸正浩解説委員が、広いスタジオに立っていました。背景は系統が異なるネオンカラーの組み合わせで、目がチカチカします。

挨拶と田中美都気象予報士による気象情報の後で井原弘将アナウンサーによる東京証券取引所からの中継に移りましたが、スマートフォンで自撮りしているので画質が悪く、手ブレしています。

ただ、スマホ回線による中継でコスト削減したのは合理的ですし、「事件・事故の現場に駆けつけて中継する」といった手法も採れそうです。

続くコーナー「ニュースのおかわり」は、2月27日にニュース7で放送した「人手不足懸念し賃上げ」と2月17日のサタデーウオッチ9「思い切って賃上げ決断」のニュース映像をほぼそのまま放送し、岸解説委員が値上げと賃上げについて解説するものでした。

「重要なニュースの詳細を報じる」こと自体は良いのですが、過去1週間以内ですらなく、2月のニュース映像の使いまわしというのは時期が遅すぎます。

続く「ミニ番つまみぐい」では、「漫画家イエナガの複雑社会超定義」という、時事問題やトレンドをコミカルに解説するショートコント番組をそのまま放送しました(この回のテーマは「キャンプ」)。

本編終了後(15:33)に山根未来役の橋本マナミさんと家長カズヒロ役の町田啓太さんによるスペシャルトーク、丸山雄也ディレクターによる解説を加えたのはまあ良かったのですが、「ただの再放送」ならともかく、ニュース番組の中でわざわざミニ番組を取り上げる必要があるのか疑問です。

「ネットdeアラカルト」は冒険者シュンヤ(志賀隼哉アナウンサー)がドラゴンクエストの勇者の扮装(が混ざったビジュアル系バンドっぽい恰好)をして王様が求めるネットコンテンツを探すコーナーですが、「何か違うな」と感じました。

一言で表現すると「劣化版勇者ヨシヒコ」です。

探すコンテンツは「大河ドラマ『光る君へ』の背景理解に役立つNHKのネットコンテンツ」で、コンテンツの内容は「紫式部について、平安時代の人々に扮して踊りながら歌って解説する」というものでした。「謎のダンス動画」自体も疑問ですが、冒険者シュンヤパートは削って普通にコンテンツ紹介するだけで良かったのではないでしょうか?

「ネットで話題の情報を取り上げる」というコンセプト自体は悪くありませんが、ゲーム風にする必要はないと思います。

「中継 今日のおまかせ」では宮﨑慶太アナウンサーが埼玉県川越市の「大正浪漫夢通り」で『「渋~い場所をカップルが集うスポットに変えた岡本さん」を探せ』というミッションを遂行する……のですが、生放送でわざわざ商店街を歩き回って聞き込みしたり、客がいる店内を歩き回って店員に尋ねたりしていました。

番組前半終了間際に「岡本さん」には会えましたが、一緒に縁結びの神社に移動するだけでどのような人なのかはわかりませんでした。最初からインタビューだけにしたほうがスムーズに進行できたのではないでしょうか。

各コーナーの詳細(16時台)

続く16時台は池田アナウンサー・伊藤アナウンサー・岸解説委員が円形のUFOっぽいテーブルに面した椅子に座った状態で始まりました(相変わらず背景がカラフルです)。

16時台最初の「NEWS日替わりプレート」は「株価4万円突破 暮らしへの影響は」と題し、株高の要因や日銀の利上げ、住宅ローン金利などへの影響について経済部の坪井宏彰記者が解説しました。このコーナーはNHKらしい「真面目さ」が感じられて良かったです。

同じく「NEWS日替わりプレート」2本目(16:13~)は神戸放送局・木村真実記者が「親が就活に!?広がるオヤカク?」と題してリポートしました。木村記者自身も2023年入局したばかりということで、当事者の視点も盛り込まれており良い内容でした(株高や利上げほど重要ではないと感じましたが)。

次の「旬の番組テイスティング」では冒険者シュンヤ……もとい志賀隼哉アナウンサーが「あさイチ」のコーナー「愛でたいnippon 奈良」を紹介し、奈良の花見スポット特集をそのまま放送するというものでした。

このコーナーを担当した那波ゆかりディレクターも登場して鹿せんべいについて解説しましたが、「そんなに必要な内容なのかな」との感は否めません。

「旬の番組テイスティング」2本目・3本目はいずれもEテレの「ハートネットTV」と「フクチッチ」の「摂食障害」の回を取り上げて摂食障害について解説しました。4本目はドラマ「ベトナムのひびき」の紹介です。

続いて15時台の「中継 今日のおまかせ」の後半として、埼玉県川越市の川越熊野神社から生中継しました。15時台はグダグダでしたが、境内を実際に歩いて「岡本さん」(宮司)の話を聞きながら神社を詳しく取り上げるのは良い試みです。

その次の「蔵出しセレクション」では大河ドラマ「光る君へ」出演中の俳優・毎熊克哉さんが過去に出演したドラマ「風林火山」について、本人のインタビューを交えて取り上げました。見る前は「また過去映像?」と思いましたが、インタビューや裏話が主体であればなかなか良いコーナーだと思います。

「おとりよせ@千葉」では、人口増加率が2016年~2021年に6年連続全国一だった千葉県流山市の課題について取り上げました。地域が抱える問題にフォーカスしており良いコーナーですが、「おとりよせ」というコーナー名は「地域の祭りや特産品」を連想するので工夫が必要です(内容は素晴らしかったです)。

最後に挨拶と4月1日からの本放送で「大谷翔平」と「マンスリーテーマ:お金」を取り上げると予告して終わりましたが、スポーツ新聞の記事にあったように本当に毎日大谷翔平選手を取り上げるんでしょうか(2025年8月25日追記:本当に毎日取り上げています)。

「民放の脅威」ではないニュースーン、改善策は「真面目なNHKらしさ」だ!

冒頭でも述べましたが、私のニュースーンの感想は「過去の映像と不思議なコーナーばかりで、視聴者に合っているかどうか疑問です。

NHKの新番組「ニュースーン」は民放にとって脅威になりそうだと、日刊ゲンダイとサンケイスポーツが2024年2月中旬に報じていました。

しかしはっきり言って、「夕方は真っ先にニュースーンを見たい」という内容ではないので、民放にとっての脅威にはならないでしょう。「ニュースセンターからのストレートニュース」や芸能人のインタビューなどを一部だけ見るという視聴方法が中心で、3時間連続で見続けるのは難しい気がします。

ではどうすれば「ニュースーン」をより良い番組にできるのか、素人として提案します。

NHKは「高齢者」にターゲットを絞ったほうが良い

ニュースーンは「番組のターゲット層が明確ではない」と感じます。「みんなに見てもらいたい番組作り」にしたことで、かえって「誰に見せたいのかわからない」という状態になっています。

「商品を売る際は顧客のターゲットを明確にしなければならない」マーケティング論でよく言うように、「幅広い世代の人に買ってもらえる商品(番組)を作ろう」とターゲットを曖昧にすると、かえって誰が買うのかわからなくなります。

ではNHKの新番組「ニュースーン」はどのような層をターゲットにすれば良いかというと、高齢者です。NHK自身が2022年に行った世論調査でも明らかになっていますが、テレビの視聴者は60代・70代以上の高齢者が中心です。「若者のテレビ離れ」は事実であるということですね。

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平日の15時~18時にテレビを見るのは大半が高齢者ですから、やはり「NHKはニュースーンを『高齢者をターゲットにした番組』にすべきである」といえます。

これは「高齢者だけを相手にして若年・中年層を切り捨てろ」という意味ではなく、「高齢者をターゲットにすれば、若者にも見てもらえる番組になる」ということです。

たとえば「自分は20代だが、若者向けの番組が好きではない」「顧客に高齢者が多いので、話題作りのために高齢者向け番組を見たい」という人だっているでしょう。繰り返しになりますが、若者に媚びようとして「冒険者シュンヤ」のような天才てれびくん風のコーナーを入れるのはどうかと思います。

「ニュースーン」はライブ感を活かしてニュース主体の番組にすべき

番組構成は以下のようにすることを提案します。

  • 「NHKらしい堅苦しいニュース」を主体にする
  • 生放送中に発生した事件・事故はいち早く取り上げる
  • 株・為替の値動きとその要因を、専門家の解説を交えて報じる
  • 政治の動きも詳細に報じる

まず「NHKらしい堅苦しいニュース」ですが、「ニュースーン」という名の通り「ニュースが入ったらすぐに報じる」ということです。

NHK NEWS WEBには毎日多くのニュース記事が掲載されますが、テレビ・ラジオの定時ニュースやニュース7・ニュースウオッチ9で取り上げられない記事も数多く存在します。

そういった「取り上げられないニュース」を可能な限り、アナウンサーが原稿を読むだけのストレートニュースを、番組全体の3分の2くらい使って報じてほしいです。

また、「アナウンサー(記者)がスマホ自撮りで生中継する」という発想自体は良かったので、日本全国で事件・事故が発生したら現場に急行して中継する方式にすればより有益でしょう。

次に、ニュースーンは平日の午後3時10分開始の番組ですから、東京証券取引所の大引け直後です。

そこで、株と為替の値動きについて、解説委員や証券アナリストなどに「テレビ東京か」と思うくらいに詳しく取り上げてもらいたいと思います。

また、国会などその日の政治の動きについても、議員のインタビューを流したり、政局以外にも国民生活への影響が大きい法案・政策を取り上げたりすることが必要です。

ただ、「NEWS日替わりプレート」と「おとりよせ@千葉」はNHKらしい真面目な解説でとても良かったですし、中継コーナーも全国各地の行事を取り上げれば「現地感」が出て良いのではないでしょうか。ストレートニュースだけでなく、このようなコーナーを拡充しても良いと思います。

「蔵出しセレクション」は過去の映像ではあるものの、現在のインタビューや裏話を付け加えれば化けるのではないか、とは思います。

もちろん堅苦しいニュースばかりでは視聴者も飽きますので、15分くらいニュースを流したら「大谷翔平コーナー」や高齢者向け生活情報などアクセントとなるコーナーに切り替えるという工夫をすれば、視聴者はチャンネルをNHKのままにしておきたくなるのではないでしょうか?

批判されることも多いNHKですが、我が家ではちゃんと受信料を払っていますし、なんだかんだと言ってもNHKを信頼しています。厳しく失礼な事ばかり述べましたが、「ニュースーン」にはより面白い番組になってほしいと期待しています。

コメント

  1. 西田文博 より:

    ニュースーンはくだらなさすぎます
    早くやめて下さい

  2. 工藤泰彦 より:

    初めて投稿します。ニュースーンは放送開始の時はモタモタして、段取りも悪く面白くないなーと思っていました。慣れられるまで辛抱して見ていました。最近は大分流れも良くなったと思います。今週は牛田解説委員がもの凄く良くて、年金の説明など落ち着いて話されてよくわかりました。別番組では優生保護法の説明では怒りを含んで話をされており、視聴者目線でとても良かったですよ。池田伸子さん、伊藤海彦さんグッドです。ファイト!健康に気をつけてくださいね。

  3. u子 より:

    私はリアルタイムでお便り応募を受け付けるのここだけだと思いますがね。

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