ファミペイは現金チャージが基本!POSAと切手を買える
2019年7月1日、コンビニエンスストアのファミリーマートがQRコード決済サービス「ファミペイ」を開始しました。
しかしチャージ方法は基本的に店頭での現金払いのみで、使える店も少ないのでキャンペーンが実施されている時くらいしか利用価値がありません。
ファミペイ(FamiPay)アプリの会員登録方法
ファミペイ(FamiPay)とは、2019年7月1日にコンビニエンスストアのファミリーマートが開始した、スマートフォンを使うバーコード決済サービスです。
あらかじめ現金などでファミペイにチャージしておけば、ファミリーマートでファミペイアプリのバーコードを表示して店員に読み取ってもらうことで、残高の範囲内で買い物できます。
還元率は最高0.5%で、200円(税込)ごと・決済ごとに1円分のポイント(FamiPayボーナス)がもらえます。
つまり199円をファミペイで支払ったら還元率は0%です。月ごとの利用額は合算されません。
ほとんどメリットがないように見えるファミペイですが、たまにクーポンがもらえたり、還元率がアップするキャンペーンが実施されたりするため、インストールしておいても損はありません。
ファミペイアプリに会員登録する
ファミペイを使うには、iPhoneまたはAndroidスマートフォンでファミペイアプリをインストールします。
なお、ファミペイ専用のアカウントが作成されるため、事前にファミリーマートのアカウントを作っておく必要はありません。
ファミペイアプリを起動したら、アプリの紹介を読み、利用規約に同意します。
まだファミペイを使ったことがない場合は「初めての方(会員登録)」を選びます。
途中でSMS(携帯電話番号を使ったショートメール)を受信してコードによる認証を行う必要があります。
SMSを受信した電話番号がファミペイに紐付けられるため、普段お使いの携帯電話番号を入力してください。
会員情報として登録する必要があるのは以下の5項目です。
- 電話番号
- 性別
- 生年月日
- 郵便番号
- パスワード
- 暗証番号
会員登録が完了しました。
ファミペイの使い方
ファミペイへのチャージは基本的に現金のみ!
先ほどお伝えしたように、ファミペイはチャージした残高の範囲内で買い物できるサービスです。
ただ、2020年3月10日まで、チャージ方法は以下の2種類だけでした。
- 現金
- ファミマTカード(クレジットカード)
つまり、ファミマTカードを持っていなければ、ファミリーマート店頭でファミペイに現金チャージするしかないわけです。
事実上、現金しかチャージ方法がない時点でやる気がないことは明らかですが、まあファミリーマートのヘビーユーザーのためのサービスですから仕方がありません。
というわけで近所のファミリーマートにやって来ました。
レジで店員に現金を渡し、ファミペイアプリを起動してバーコードを読み取ってもらうとチャージできます。
チャージできる金額は以下の通りです。
- 1,000円
- 2,000 円
- 3,000円
- 5,000円
- 10,000円
- 30,000円
2020年3月10日からは銀行口座チャージが可能に
2020年3月10日(火曜日)から、ようやく銀行口座からファミペイへのチャージが可能になりました。
ただし、2020年3月10日のファミペイ銀行口座チャージ開始時点で登録できるのは、以下の金融機関のみです。
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
ネット銀行や地方銀行は一切対応していないので、三井住友、みずほの口座がない人は、今まで通り現金チャージのみとなります。
(2020年3月9日時点の情報です。現在は対応銀行が追加されている可能性もあります。)
「ファミペイを使わない」という設定ができてしまう不可解
なおこのファミペイアプリですが、Androidではスクリーンショットを撮れません。
私はファミペイを使い始めた頃はiPhoneを使っていましたが、途中でAndroidに変更したためスクリーンショットを撮れなくなりました。
それはともかく、ファミペイアプリには「FamiPayを使う」というスイッチがあります。
そして、このスイッチを切ると、本当にファミペイでバーコード決済を利用できなくなり、再度使用するためには暗証番号の入力が必要になるのです。
……確かに「残高だけ確認する」という場合もあるでしょうけれど、基本的には決済するためにファミペイアプリを起動するので、バーコード決済を無効化できる意味が不明です。
私は何かの拍子にファミペイのバーコード決済を無効にしてしまい、店頭でチャージも決済もできなくなって「店員が操作を間違えたせいだ」と思い込んでイライラしてしまいました……。
結局その時はファミペイで何も買わずに店を出ましたが、本当にバーコード決済を使えなくする機能は不要だと思います。
ポイントカードを登録できる
ファミペイアプリには、以下のポイントカードを登録できます。
- dポイントカード
- 楽天ポイントカード
- Tカード
あらかじめファミペイアプリでポイントカードを登録しておけば、ファミペイでバーコード決済するだけで同時にポイントカードも提示したことになるため便利です。
ただし、ファミペイと併用できるのは一種類のポイントカードのみです。ポイントカードを変更することも可能です。
ラクマなどでもネット決済が可能。使える店は?
実は、私はほとんどコンビニエンスストアを使いません。
それでも今回私がファミペイをインストールしたのは、楽天のフリマアプリ「ラクマ」でファミペイ決済すれば支払い金額の20%の楽天スーパーポイントが還元されるというキャンペーンが実施されていたからです。
具体的な時期と還元される金額の上限は以下の通りです。
- 2019年12月16日(月)10:00から2019年12月31日(火)14:59まで(最大2,000円分)
- 2020年2月13日(木)10:00から2019年2月29日(土)23:59まで(最大3,000円分)
ラクマでファミペイ決済する方法
ラクマなど、インターネット上のサイト・アプリでファミペイ決済する場合、ファミペイアプリを起動する必要はありません。
ラクマの場合は、通常と同じように商品の購入を行います。
「支払い方法」を選択します。
「FamiPay」を選択します。
その後は、通常と同じく「支払い方法を決定」してください。
するとファミペイのログイン画面になるので、携帯電話番号とパスワードを入力してログインします。
さらに、ファミペイの暗証番号も入力してください。
ラクマでファミペイ決済が完了しました。この後は通常と同じく、出品者との取引を行ってください。
ファミペイ・ネット決済の加盟店
ラクマと同じようにファミペイのネット決済を利用できるサイト・アプリは以下の通りです(2020年3月9日現在)。
- ラクマ
- Amebaコイン
- Mellowtrill
- GREE
- CAMPFIRE
- ムビチケ
利用できる店ははっきり言ってあまり利用者が多くないサービスばかりで、AmazonやYahoo!ショッピングなどファミリーマートと競合するサービスではファミペイ決済をできないようです。
「FamiPay」決済がご利用できるECサイトを順次拡大 ~「ファミペイ」アプリがますます便利に! 370万ダウンロードも達成~|ファミリーマート|ニュースリリース
出金・払い戻し不可だがPOSAと切手等は買える
ファミペイに限ったことではありませんが、電子マネーやバーコード決済・QRコード決済サービスは一度入金したら出金・払い戻しはできない仕様です。
それでも楽天Edyのように使える店が多ければなんとか使い切れますが、基本的にファミリーマート専用のファミペイだと、「ラクマのキャンペーン目当てで入金したが、残高が余ってしまった」ということになりやすいですね。
ですが、ファミリーマートでファミペイを使えば、POSAと切手・レターパック等も買うことができるのが救いです。
POSAとはPoint Of Sales Activationの略で、「ポイントをチャージできるプリペイドカード」のことです。
たとえば、「Amazonギフト券」「iTunesギフトカード」「楽天ポイントギフトカード」などです。
これらは自分自身のアカウントに対して使うこともできるため、Amazonや楽天などを使う方なら、いずれかのPOSAを購入してポイントを自分のアカウントにチャージできます。
上の写真はファミリーマート店内で2020年3月8日に撮影したものですが、右上の緑色の部分に「POSAカードはFamiPayでご購入できます!」とはっきり書かれていますね。
POSA以外にも、切手、レターパックなど日本郵便の配送用商品も購入可能です。
1円単位の細かいファミペイ残高を使い切りたい時は、1円切手や10円切手などをファミリーマートで購入しましょう(ただし、店に在庫がないこともあります)。
上の写真は、実際に2020年3月8日にファミペイで楽天ポイントギフトカードとレターパックプラス・レターパックライトを購入した時のレシートです。
クーポンや還元率アップキャンペーンがあり(時々は)お得なファミペイですが、使う機会がなければファミリーマートでPOSAと切手を買って残高を使い切ることをおすすめします。
アカウントは削除しないほうが良い
なお、一度利用を開始したら、たとえ残高を使い切ってもファミペイのアカウントは削除しないほうが良いでしょう。
なぜなら、ファミペイのアカウントを解約すると、同じ携帯電話番号で再登録することができなくなるためです。
アプリだけならアンインストールしても再ログイン可能ですので、ファミペイアカウントは残しておくことをおすすめします。