au PAYにおさいふPontaを連携できない時の解決法
ローソンが発行していたPontaポイントカード付きプリペイドカード「おさいふPonta」をau PAYに登録できない時の解決方法です。
おさいふPontaはau PAYに登録不可? 解決策はなし
2020年5月21日、KDDIが提供する「au WALLETポイント」が「Pontaポイント」に変更され、「au PAY」などauサービスを利用する際はPontaポイントとの連携が欠かせなくなりました。
ところが、ローソンが発行していた「おさいふPonta」はエラーが出てau PAYに登録できないことがあります。
具体的な状況を説明します。
まず、スマートフォンのau PAYアプリを起動してau IDでログインし、Ponta会員IDとの連携を行おうとします。
「お持ちのPontaカードと連携する」を選択します。
Ponta会員番号を入力し、先に進みます。
会員情報を間違いなく入力したはずですが……。
「入力項目のいずれかに誤りがあるようです」と表示され、au PAYにおさいふPontaを登録することができませんでした。
しかし、間違いなく氏名、性別、生年月日、電話番号を正しく入力したはずです。電話番号は固定電話と携帯電話の両方で試しました。何がいけないのでしょうか?
結論…おさいふPontaはau PAYに登録できない!
上記のエラーが発生してから、おさいふPontaのカード裏面に記載された以下の電話番号に電話しました。
- Pontaカスタマーセンター(0120と0570の両方が記載されたほう)
- おさいふPontaデスク(0570と東京、大阪の番号が記載されたほう)
まず「Pontaカスタマーセンター」に電話をかけると、「そのカードはおさいふPontaなので、おさいふPontaデスクに相談してほしい」と言われました。
次に「おさいふPontaデスク」に電話して氏名や電話番号などを伝えると、「おさいふPontaの会員情報が存在するのは間違いない」と言われました!
ところが「Ponta会員情報に関することなので、Pontaカスタマーセンターに問い合わせてほしい」とも言われました。たらい回しです!!
というわけで、2箇所のカスタマーセンター・デスクに問い合わせても解決法はわかりませんでした……。
ただし、「おさいふPontaの会員情報は確かに登録されているが、Ponta Webには会員情報がない」ことははっきりしました。
実際に、おさいふPontaサイトでIDとパスワード(Ponta WebのIDとは別)を入力すると、無事にログインできました(スクリーンショットは撮り忘れました)。
一方、Ponta Webはリクルートが運営するPonta会員サイトです。
私の場合、リクルートIDでPonta WebにログインするとおさいふPontaの会員番号が表示されるが、会員情報の編集はできないという状態です。
結論を述べると……解決方法がわからないので、Ponta Webをau PAYに登録するのは諦めました。
Pontaカード(公式)アプリにau IDでログイン
おさいふPontaをau PAYに登録できないようなので、Pontaカード(公式)アプリで発行したデジタルPontaカードをau PAYに登録することにしました。
「Pontaカード(公式)アプリ」をApp StoreまたはGoogle Playからインストールし、起動して「au IDログイン」を選択します。
手順は省略しますが、この後の画面で「デジタルPontaカード」を発行できます。
上の写真は、発行したデジタルPontaカードです。
なお、カード番号はローソンアプリやPonta Webにも登録可能ですので、メモしておくことをおすすめします。
「Pontaカード(公式)アプリ」デジタルPontaカードを発行した後は、同じカードをau PAYアプリでも簡単に登録できます。
使わなくなったおさいふPontaカードはどうする?
このおさいふPontaカードですが、元々はローソンが発行した「JCBプリペイドカード兼Pontaポイントカード」です。
そもそもPontaとは、三菱商事の子会社である株式会社ロイヤリティ マーケティングが運用するポイントプログラムです。
簡単な沿革をWikipediaから引用します。
- 2010年3月1日、ロイヤリティ マーケティングがPontaサービス開始
- 2015年11月3日、ローソンが「おさいふPonta」を発行開始
- 2016年2月2日、リクルートポイントとPontaが統合
- 2020年5月21日、KDDIのauポイントとPontaが統合
- 2020年8月17日、「おさいふPonta」のプリペイド機能が完全に終了
……これだけ見ても、一体どの企業がPontaを管理しているのか非常にわかりにくいですね。
私はWikipediaの記事を読むまで「現在(2020年5月以降)はKDDI(au)がPontaを管理・発行している」と思い込んでいましたが、KDDIとロイヤリティ マーケティングが提携しただけのようです。
それはともかく、私がためした限りでは「おさいふPontaはau ID(au PAY)に登録できない」のは確かです。
「おさいふPonta」のポイントは使い切り、「Pontaカード(公式)アプリ」で新しいデジタルPontaカードを発行することをおすすめします。
「おさいふPonta」のポイントを使い切る方法
必ず「おさいふPonta」の解約前にポイントを使い切りましょう。
「おさいふPonta」で溜まったポイントは、ローソンで会計時に1ポイント1円として使えます。お菓子の「うまい棒」でも買ってポイントを使い切りましょう。
たとえば「おさいふPontaに205ポイント残っている」という場合は、ローソンで税込220円のものを買って、205ポイントと現金15円で支払うことができます。
「おさいふPonta」は解約できる?
今までの「おさいふPonta」は、そのままPontaポイントカードとして使い続けることもできますが、解約することもできます。
その方法は「おさいふPontaカード裏面の『おさいふPontaデスク』に電話をかけ、解約したい旨を伝える」というものです。
実際に私も「おさいふPontaデスク」に電話をかけたところ、「おさいふPonta公式サイト」でログインできなくなり、解約が完了しました。
ただ、「0570」で始まる「ナビダイヤル」のほうに電話をかけてしまったため、22.5秒ごとに10円の通話料がかかってしまいました。
大体8分くらい通話したので……220円くらいでしょうか? お金の無駄ですね。
というわけで、無理に「おさいふPonta」を解約する必要はないのではないか、とも思います。
リクルートIDに紐付いたPonta会員番号は変更できない
このページで最初に問題になった「Ponta Web」はリクルートが運営するサービスであり、リクルートIDでログインします。
このリクルートIDですが、登録できるPonta会員番号は一つだけで、変更不可能のようです。
ですから、「どうしても『おさいふPonta』の会員番号をリクルートIDから削除したい」という場合は、リクルートID自体を解約するしかありません。
ただ、既にリクルートIDのサービスを活用しており、解約するのが難しいということもあると思います。
その場合は、おさいふPontaは解約せずポイントカードとして持ち続けて(au PAY用にデジタルPontaカードも発行して)、リクルートIDも残しておくしかありません。